<メッツ10-0ナショナルズ>◇5月31日(日本時間1日)◇シティフィールド
メッツのスターリング・マルテ右翼手のホームランボールを、31歳の男性が1歳の息子を腕に抱きながらキャッチするという“ファインプレー”でスタンドを沸かせる一幕があった。
その男性はアラン・アルカンタラさん。ドミニカ共和国で育ったアルカンタラさんは、初回にマルテが中堅に6号2ランを放つと、バックスクリーンの無人エリアでバウンドしたボールをフェンスから身を乗り出して右手でキャッチ。左腕に抱いた息子をほとんど揺らすことなく捕球に成功し、右手でガッツポーズを見せた。
アルカンタラさんは「息子を下ろす時間はないと思ったので、しっかり抱きかかえ、手すりに飛びついてボールを取れるかどうかやってみようとしたんだ。うまくいったよ」と話し、「打球を見た瞬間に、こっちに来ると分かった。あとは落下地点を見極めるだけ。瞬時に体が動いたね」と振り返った。
これまでメジャーの試合観戦中に、ファウルボールもホームランボールもキャッチしたことがないというアルカンタラさん。素手で見事なキャッチを見せたが「直感だね。ドミニカでは誰もがグラブを持っているわけじゃないから、野球も素手でやるんだ。だからキャッチできると思った。子どものころ、さんざんやってきたからね。できて当然だよ」とコメント。
抱っこしていた息子はボールを手に笑顔を見せたが、隣に座っていた2歳の息子は「父親が叫びながらあんな行動をするのを見たことがないので、すごく怖がっていた」そうだ。(AP)