球宴先発カーショー、“祖父の代理”でやって来た10歳少年に神対応 「来てくれてありがとう」

ナ・リーグ対ア・リーグ ナ・リーグ先発ドジャースのカーショー(撮影・狩俣裕三)

<MLBオールスターゲーム:ナ・リーグ-ア・リーグ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

オールスター戦でナ・リーグの先発投手を務めた左腕クレイトン・カーショー投手(34=ドジャース)が19日、亡くなった祖父との約束を果たすために会いに来たという10歳少年と対面し、神対応を見せた。MLB公式サイトが伝えている。

記者会見で質問に答え終わったカーショーが会場を去ろうと立ち上がったときのこと。まだ質問者がいると指摘され振り返ると、粘って手を挙げ続けていた10歳のブレーク・グライスくんがそこにいた。そして、カーショーが「申し訳ない。質問はなんだい?」と座り直すと、ブレークくんは立ち上がり「僕の祖父があなたのことを大好きでした。1988年のワールドシリーズを見て、いつかあなたと(ドジャース戦の実況を長年務めた殿堂入りキャスターの)ビン・スカリーに会いたがっていました。だから、僕は彼の代わりにあなたに会いに来ました。だから、今この瞬間がとても大事なんです」と話した。

ブレークくんはがんを患っていた祖父グラハムさんと、病気を克服した暁に、一緒にやりたいことリストを作り、その中に「クレイトン・カーショーと会う」ことも含まれていた。ただ、グラハムさんはリストを作った1週間後に死去。それから7年以上たつが、ブレークくんは約束を果たすため、MLB最高商務責任者(CCO)に直談判するなどして、今回の記者会見出席の許可を得た。

カーショーを前に、祖父の話を終える前に泣き出してしまったブレークくん。すると、カーショーは席を離れ、ブレークくんをハグ。「会えて、すごくうれしいよ。教えてくれてありがとう。そのことを私に話すのにはとても勇気が必要だっただろう。君の祖父は素晴らしい人だったようだね。来てくれて、ありがとう」と語りかけた。