ヤンキース・カーペンター左足骨折でIL入り 前日自打球当て負傷交代、ジャッジ上回るOPSも

MLB公式球

ヤンキースは9日(日本時間10日)、今季途中に加入し、主砲ジャッジを上回るOPS1.138を記録していたマット・カーペンター内野手(36)が、左足甲骨折で10日間の負傷者リスト(IL)入りしたと発表した。

カーペンターは前日8日のマリナーズ戦の初回に自打球を当て、負傷交代していた。ブーン監督は「チームで本当に欠かせない選手になった。みんなが彼のことを大好きなんだ。大きな痛手だが、どこかの時点で戻ってくることを願っている」と、今季中の復帰の可能性に言及。カーペンター自身も「(復帰時期について)まだわからないから、詳しい日程は言いたくない。でも、9月中には復帰してチームに貢献したい」とコメントした。

カーペンターは昨季までカージナルスで生え抜きの主力打者として活躍。13年には最多安打を記録し、これまでオールスターに3度選出された。しかし近年は低迷し、昨季は130試合で打率1割6分9厘に終わり自由契約。今季はレンジャーズのマイナーで開幕を迎え、5月にリリースされたが、直後に契約したヤンキースでは指名打者や内外野を守れるユーティリティーとして存在感を発揮。7月は打率3割5分6厘、9本塁打、23打点をマークした。今季は47試合で打率3割0分5厘、15本塁打、37打点の成績を残している。