今季限りで引退のカージナルス・プホルスが11号満塁弾、700号まで残り45試合で10本に

<カージナルス13-0ロッキーズ>◇18日(日本時間19日)◇ブッシュスタジアム

今季限りで引退するカージナルスのアルバート・プホルス内野手(42)が、ロッキーズ戦で11号満塁本塁打を放ちメジャー通算690号とした。ここ6試合は4本塁打を含め19打数10安打で打率5割超え。歴代4位のアレックス・ロドリゲスの696本まであと6本に迫った。メジャー史上4人目の700号には、残り45試合で10本必要となる。

プホルスは6-0の3回2死満塁で代打で登場。1ボールから、2番手左腕ゴンバーの内角低めフォーシームを捉え、左翼スタンドに運んだ。グランドスラムは通算16本目で、ベーブ・ルースらに並び歴代10位タイ。(1位はアレックス・ロドリゲスの25本)。代打ではキャリア初だった。

カージナルスに復帰した今季は主にDHや代打で起用され、68試合で打率.258、11本塁打、35打点、OPS.814。特に左相手では80打数で打率.363、OPS1.102と、全盛期に匹敵する成績を残している。試合後に「1本が出て、チームの勝利に貢献することができてうれしいよ。ここ最近のような試合展開を今後も続けたいね」と話した。

なお、この日先発した右腕アダム・ウェインライト(40)は7回を3安打無失点に封じ今季9勝目を挙げた。MLB公式サイトによると、同一試合で40歳以上の選手が満塁本塁打を放ち、40歳以上の投手が7回以上を無失点に抑えたのはメジャー史上初だという。