大谷翔平33号ソロ!9戦6発で量産モード ヤンキース・ジャッジも55号でMVP争いさらに激化

エンゼルス対タイガース 7回裏エンゼルス無死、右中間に勝ち越しの33号ソロ本塁打を放つ大谷(撮影・菅敏)

<エンゼルス4-5タイガース>◇7日(日本時間8日)◇エンゼルスタジアム

【アナハイム(米カリフォルニア州)7日(日本時間8日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(28)が、9戦6発で打撃好調をキープした。タイガース戦に「3番DH」で出場し、5打数1安打1打点。4三振を喫しながら、7回の第4打席で中越えに33号ソロを放った。この日55号を打ったヤンキース・ジャッジとのMVP争いはさらに激化。シーズン後半戦、今季は昨季に比べて確実性、打球方向に違いがあり、データでも打撃の改善が見られる。残り25試合。持ち味を発揮していければ、2年連続の栄誉が近づく。

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エンゼルス大谷翔平投手(28)の打球は、スタンドにギリギリで届いた。同点の7回、左腕チェフィンの3球目を捉えた。内角に入ってきたツーシームをフルスイング。やや詰まったのか、左手を痛がるように顔をゆがめた。それでもパワーが勝った。気温37度の厳しい暑さで始まったデーゲーム。ここ最近で異常なほどの残暑が続く中、9戦6発で本塁打量産モードの勢いをキープした。

悔しさを一振りで晴らした。第1打席は無死一、二塁の先制機で外角に逃げていくチェンジアップに空振り三振。続く第2打席は低めのスライダーにバットが空を切り、第3打席はフルカウントから高めの直球に手を出した。各打席の決め球は、ストライクゾーンから外れたボール球。3打席連続で三振を喫した直後は、ベンチに戻って悔しさをあらわにした。すると、第4打席で本塁打。内角の厳しいコースだったが、ゾーンに入ってきたボールを確実に仕留めた。

33号まで本塁打数を伸ばし、2年連続40号の大台も見えてきた。MVP争いは依然として白熱した戦いで、ヤンキース・ジャッジは55号を放って応戦。リーグ新記録の62本塁打まであと7本とした。大谷はこの日、本塁打以外では全て三振。残り25試合、打席での確実性を上げるためにも好球必打の継続が求められる。

今季8度目のトラウトとのアベック弾もチームは逆転負け。自己最長タイの4戦連発で、大谷に次ぐ32号をマークしたトラウトは「互いに高め合っているのは素晴らしいこと。本塁打を打つためにプレーしているわけではないし、彼もそうではないと思う。いい打席にして、いいスイングをすることだけ」と言った。MVPは大谷か、ジャッジか。勝負の行方は最後まで分からない。