早くもジャッジの61号ホームランボールの行方が話題に ファンには5つの選択肢

レッドソックス戦の試合前アップを終えベンチに入るジャッジ(ロイター)

ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)がア・リーグタイ記録の61号本塁打を打った際のホームランボールの行方が、話題となっている。米ヤフースポーツは22日(日本時間23日)、「未来のジャッジのホームランボールはファンにとっての宝くじ」と題した記事を掲載。「運良く当たったらどうする? 外野席に着く前に考えておきたい」とした。

ファンには5つの選択肢があるという。

(1)持ち続ける

(2)売る

(3)手放す

(4)ジャッジとヤンキースに渡す

(5)ジャッジとヤンキースに交渉する

ヤンキースタジアムでは(4)か(5)の選択肢に傾くプレッシャーが強烈にかかるという。60号を捕ったマイケル・ケスラーさん(20)は、友人とともにジャッジと面会し、写真を撮影。全員がサイン入りボールをもらった。ケスラーさんはボールをジャッジに渡し、代わりにサイン入りバットも受け取ったという。

ゴールディンオークションの関係者は、返却されたボールに15万ドル(約2180万円)の値がつくと予想した。他のオークションの関係者は10万ドル(約1450万ドル)、また別の関係者は5万ドル(約725万円)から7万ドル(約1020万円)と予想した。

過去には、NFLのトム・ブレイディが600回目のタッチダウンボールを投げ返したファンに、当時6万3000ドル相当(約914万円)のビットコインを贈った。しかし、現在ではファンがボールを持ち続けるべきだったと認めているという。

記事では、専門家が今後、ア・リーグタイ記録の61号、新記録の62号、最後のホームランボールには、15万ドル(約2180万円)から100万ドル(約1億4500万円)以上の値がつくと見積もった。

ジャッジは今オフに新たな契約を結ぶ予定で、昨オフは2億1300万ドル(約309億円)の提示を拒否している。記事では「ヤンキースは慈善事業ではない」「若者にとって最低でも5万ドルのボールは人生を変えるお金になる」としている。