パット・ホバーグ球審が“完全試合”達成 WS第2戦、ストライク-ボール129球で正確な判定

ワールドシリーズ第2戦、パット・ホバーグ球審(左)とフィーリーズ・シュワバー(ロイター)

アストロズ-フィリーズのワールドシリーズ第2戦で、球審が「完全試合」を達成した。

30日付の複数の米メディアによると、29日(同30日)の第2戦の球審を務めたパット・ホバーグ審判(36)がこの試合、ストライク-ボールの判定をした129球で、全球に対して正確な判定を行った。審判の判定の正確さを分析する「アンパイア・スコアカーズ」が公式ツイッターで分析結果を公表したもので、米メディアやファンから称賛の声が集まっている。

第2戦では両軍投手が計261球を投じた。分析対象は打球結果、ファウル、空振りを除く、打者が見逃したストライク40球とボール89の計129球。同分析によると、全体の正確さは100%、判定の安定度は96%。米投球分析会社「コディファイ」によると、平均的審判がこの日の試合で判定した場合、誤審をする可能性のあるケースは9球あったという。

ホバーグ審判は2017年にマイナーからフルタイムのメジャーの審判に昇格。今季レギュラーシーズンでは最も正確な球審と評価されていた。近年は球審の誤判定がたびたび話題に上がりロボット審判導入の可能性が浮上するなど、審判の正確性が大きな注目を集めている。ツイッターでは「素晴らしい」「レジェンドだ」などの称賛が寄せられた。