トレード、コロナ感染、負傷乗り越え…フィリーズ救援ロバートソン「きっと来季はかなり楽」

デービッド・ロバートソン

ワールドシリーズを戦っているフィリーズのベテラン救援右腕デービッド・ロバートソン投手(37)が、早くも来季へ向けて、今年よりも準備できた状態で臨めると意気込んだ。米紙ボストン・グローブが伝えた。

ロバートソンは2008年にヤンキースでデビューし、11年にオールスター選出。ホワイトソックスでもプレーし、09年から18年までに計626回2/3を投げて防御率2・76をマークした。

19年からはフィリーズと2年契約を結んだが、7試合に登板したのみでトミー・ジョン手術を受けることとなり、翌年を全休してFAとなった。21年は東京五輪で米国代表に選ばれ、銀メダル獲得に貢献すると、8月にレイズとメジャー契約を結んだが、シーズン終了後に退団。今季はカブスで投げた後、8月にトレードでフィリーズに復帰。2チームで58試合に登板し4勝3敗、防御率2・40の成績だった。ナ・リーグ地区シリーズはふくらはぎの故障で欠場したが、優勝決定シリーズで復帰し、ワールドシリーズでも登板している。

今季終了後にFAとなるロバートソンは、「今季はいろいろあった。春には赤ちゃんが生まれ、トレードされた。新型コロナウイルスに感染して、多くのエネルギーも失った。きっと来季はかなり楽になると思う。もっと準備できた状態で臨める」と話した。