エンゼルスのタイラー・スカッグス投手が2019年に遠征先のホテルで急死したことに関し、同投手の遺族が球団側を訴えた裁判が来年10月2日に始まることが決まった。米紙「ロサンゼルス・デイリーニュース」が1日に伝えている。
スカッグス投手は当時、チームがレンジャーズとの4連戦で遠征に出たテキサス州内のホテルで就寝中、自身の吐き下した物によって窒息死。検視の結果、体内からアルコールとオピオイド系の鎮痛剤成分が発見された。この事件を巡り、エリク・ケイ元球団広報が同投手に死亡につながる薬物を与えたなどの罪で先月に22年の禁錮刑を言い渡されている。
遺族は、エンゼルスが当時、同投手の状況を知っており、事件を未然に防ぐことができた可能性があるとして、球団を告訴。エンゼルスは異議を申し立てたが、裁判所は遺族側が裁判を行うにあたり十分な証拠を提出したとして、球団側の申し立てを退けた。
遺族はエンゼルス広報部門トップのティム・ミード氏が、ケイ元広報とスカッグス投手の薬物問題を認識していたと主張している。エンゼルスとミード氏は否定しているが、専門家は、経営陣がこの状況を知らなかったとしても、陪審員は「認識しているべきだった」と判断する可能性があるため、その場合はエンゼルスの責任が問われる可能性があるとの見解を示している。