<フィリーズ7-0アストロズ>◇1日(日本時間2日)◇ワールドシリーズ第3戦(7試合制)◇シチズンズバンクパーク
フィリーズのブランドン・マーシュ外野手(24)が2回に放った本塁打は、フェンスをぎりぎりで越えた。右翼席最前列でこの打球をグラブで捕り損ねたのは、10歳のタイ・クーナーくんだった。大リーグ公式サイトによると「打った時は入るとは思っていなかった。立ち上がって、入ったのかなと思った」。
打球がグラウンドにはね返り、アストロズの右翼手タッカーが捕球した。マーシュは二塁を回って足を止めたが、本塁打と分かるとスタンドへ右手を指さし、再び本塁へ走りだした。
3回にフ軍の右翼手ニック・カステラノスが守備に就くと、ボールをタイくんに投げてくれた。「びっくりした。クールだった。今度は落とさなかったよ」と喜んだ。「ジ・アスレチック」のマックラフ記者によると、カステラノスは試合後、自分がボールを投げた相手が、マーシュの本塁打ボールを落とした少年だとは知らなかったという。そしてこう言った。「多分、偶然じゃないよ」。
マーシュは試合後、テレビインタビューに「良い球を見逃すことなく打つことができた。この状態を維持して明日も勝ちたい」と話した。最後は「ドウイタシマシテ」と日本語で話した後に「アイ・ラブ・ユー・ジャパン」と叫んだ。マーシュは今季途中までエンゼルスに在籍し、大谷翔平投手とも仲が良かった。