今オフは日本からメジャー挑戦を表明した千賀滉大投手と5年総額7500万ドル(約101億2500万円)で契約するなど大型補強を繰り返しているメッツ。FA補強費だけで史上空前の8億ドルとも言われているが、MLB公式サイトのアンソニー・ディコモ氏は、そんなメッツが抱える3つの大きな疑問点を指摘している。
1つ目は来季の先発ローテーション入りが予想されている投手5人全員が開幕には30歳オーバーで、年齢合計が178歳となる点。マックス・シャーザーと今オフに獲得したジャスティン・バーランダーは能力的な衰えは見られないものの、加齢による故障の可能性上昇は避けられない事実だとしている。
2つ目は、再建したブルペンは本当に優秀なのか。守護神エドウィン・ディアスを5年1億200万ドルで引き留め、同じく再契約したアダム・オッタビーノと新加入のデービッド・ロバートソンを含めた3人の来季年俸合計は3850万ドル。これはオリオールズの今季総年俸額をわずかに下回るだけだ。確かにブルペンの層は厚いが、リリーフ投手というのは移ろいやすいもの。それでもメッツのブルペンは来季も高齢化した先発陣を支える必要がある。
3つ目は、これだけの補強をしたとはいえ本当に激戦のナ・リーグ東地区で勝てるのか。地区5連覇中のブレーブスは静かなオフを過ごしているが、そもそも彼らはロナルド・アクーニャ外野手やオースティン・ライリー三塁手、マックス・フリード投手ら強力な布陣を擁しており、今季はワールドシリーズまで勝ち上がったフィリーズはトレイ・ターナー遊撃手を総額3億ドルで獲得している。
同記事では、机上の計算ではメッツは恐らく同地区ライバルより勝っているが、すんなり優勝できるほど甘くはないと指摘。来季も9月末まで優勝争いが続くはずだとしている。