アスレチックスと契約した藤浪晋太郎投手（28）が17日（日本時間18日）、オークランド市内の球団事務所で入団会見を行った。

◆藤浪入団会見の主な一問一答

－なぜオークランドを選んだか

「一番自分を高く評価して、信頼してくれたチームだからです」

－プロに入ってどのように進化したか

「球も速くなりましたし、いろんな変化球も投げられるようになってコマンドとかも、いろんな面でいい経験になりました」

－大谷との対戦は楽しみか。

「もちろんです。世界最高の選手の1人ですし、同級生ですけど、楽しみにしてくれている日本のファンの方もいるので、チャンスがあれば思い切って勝負したい」

－このエリアの印象

「たくさんいろんなところを見せてもらいました。すごく落ち着いたところから、にぎわっているところから、たくさん、気候もいいですし、すごくいいところだと思っています」

－印象に残ったのは

「印象的だったのは、やっぱり球場に行ったことが一番」

－昨年、四球率が下がったが、制球に自信は

「はい、もちろん。カットボール、スプリット、他の変化球もコントロールできています」

－他のメジャーリーガーと話したか

「ダルビッシュさんと前田健太さんにはちょっと話をさせていただきました。これからもいろいろ聞きたいです」

－グラウンド内でアジャストをする必要は

「英語はもちろん勉強する必要があると思いますし、やっぱり文化なので勉強して、いろんな人とコミュニケーションをして、いろいろ学んで吸収していくことが一番かなと」

－メジャーで対戦したい選手は

「やっぱり同級生、大谷翔平と鈴木誠也はぜひ勝負したいと思っています」

－英語（自己紹介）で素晴らしいスタートでした。マウントフジみたいにフジと呼んでくれと自己紹介していたが、いつもそういうあいさつをしているのか

「いや、日本では晋太郎と呼ばれることが多いんですけど、なんか、シンとかは発音しにくいかなと。フジだったら、みんなマウントフジは知っているし、分かりやすいかなと」

－大谷も女性ファンが多い。藤浪さんも女性ファンも増えるのでは。

「負けないように」

－自信を持っているところ。どんなところで勝負していきたいか

「ファストボールとスプリットにはやっぱり自信を持っていますし、ファストボールのアベレージでいっても、こちらでも速い方だと思うので、そのあたりは自信を持っています。勝負するにあたって、思い切って勝負できるところは思い切って腕を振って勝負していきたいなと思います」

－ユニホーム姿で会見に臨んでいる今の気持ちは

「感慨深いですし、ただ、まだプレーが始まっていないので何とも言えないんですけど、これから始まるなという期待と希望にあふれていますし、すごく楽しみな気持ちです」

－背番号1だが

「まだちょっと分からないんですけど、たぶん、1番でないことは確かです」

－オフシーズンで新たに取り組んでいることは

「オフシーズンは体を作ること、ウエートトレーニングも含めて、しっかりやって来ました。メジャーリーグのボールはちょっと日本と違うので、そのあたり、特殊だと思いますし、キャッチボールは結構、頻繁にやっていたというか、ボールにアジャストするところが一番新しいというか、大事だと思っていますし、重視して取り組んでいるところではあります」

－ボールの手応えは

「気候も違うので何とも言えないんですけども、日本で投げている分、こっちでキャッチボールした分には今のところ特に問題ないかなと思っています」

－変えたくない部分は

「アジャストしないといけないことはたくさんあると思いますし、言葉も文化も違うと思うので、多々あるんですけど、思い切ってプレーするところは失いたくないと思います。文化違えど、思い切りの良さというのはどこでも武器となりうると思うので、そのあたりはなくさないようにしていきたいと思います」