【メサ(米アリゾナ州)16日(日本時間17日)=佐井陽介】阪神からアスレチックスに移籍した藤浪晋太郎投手(28)がキャンプ初のブルペン投球に臨み、首脳陣から絶賛された。新背番号11のユニホームを初披露し、全球種を交えて40球。エマーソン投手コーチも「I Love Fuji!」と納得の内容だった。今後は打者相手の投球練習を経て、2月28日(日本時間3月1日)のオープン戦・エンゼルス戦でのメジャー初実戦が予想される。
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FUJIは富士山のごとくどっしり動じなかった。2日目にしてキャンプ初ブルペン。フォーストGM、コッツェー監督ら20人以上の球団関係者が見守る中、淡々と40球を投げ込んだ。
「阪神でもいつもたくさんの方が見ていたので、あらためて緊張するとかも特になかった。全体的には良かったと思います。ある程度コントロールできたし、ストレートも変化球もいいバランスで投げられた」
人気球団で鍛え抜かれた強心臓が早速、異国の地で効いた形だ。
ノーワインドアップで30球、セットポジションから10球。直球、カーブ、スライダー、スプリット、カットボール、ツーシームと全6球種を確認した。途中に2、3度、投球を止めてエマーソン投手コーチらと話し込む場面もあった。試合時間短縮の目的で今季から導入される「ピッチクロック」への対策として、クイック時の足の使い方なども意見交換したという。
エマーソン投手コーチは「I Love Fuji!」と興奮気味。「球種のすべてがメジャーの水準。特にカットボールが良かった。右打者に有効だね。直球のキレも良かった」と満面の笑みだ。同コーチは横浜(現DeNA)、巨人に在籍した剛腕クルーンと同じ高校でプレーし、日本野球にも造詣が深い。「アメリカでもストライクさえ投げれば大丈夫」と新戦力への期待感を隠さない。
この日は新背番号11のユニホームも初披露。「緑という色のユニホームを着るのは初めてなので、似合っているのかな」と照れ笑いだ。今後は打者相手の投球練習を経て、2月28日(日本時間3月1日)エンゼルス戦でのメジャー初実戦が予想される。翌日に登板を控える同学年の大谷も出場の可能性を残しており、注目度は高くなりそうだ。