<エンゼルス3-4ブルージェイズ>◇7日(日本時間8日)◇エンゼルスタジアム
【アナハイム(米カリフォルニア州)7日(日本時間8日)=斎藤庸裕】23年のベースボールは「侍」が主役だ。
本拠地開幕戦となったブルージェイズ戦の1回、2番マイク・トラウト外野手(31)が先制2ランを放ち、ベンチで日本武将のようなかぶとをかぶり、祝福のハイタッチを交わした。「3番DH」で出場した大谷翔平投手(28)は、4打数2安打で打撃好調をキープ。第4打席、あと数十センチで本塁打となる右翼フェンス直撃の二塁打を放ったが、かぶと姿は次戦以降にお預けとなった。
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エ軍ベンチに、なんとも強そうな侍が現れた! ホーム開幕戦、1回にいきなり、主砲トラウトが完璧な一撃を放った。先制2ランで満員4万4735人のファンがざわつく中、ベンチ前で用意されたかぶとを両手でがっちりつかみ、かぶった。武士姿も似合うアメリカン侍。「クールだね。でも(目が隠れて)見えなかった。結構、重かったしね」と笑いつつ、お気に入りの様子で振り返った。
球団関係者によると、クオリティー・コントロールコーチのティム・バス氏を含め、チームとして発案されたものだという。かぶと式パフォーマンスを取り入れることを日本人の大谷に確認。その後、水原通訳が発注し、海を渡って球団の元へ届いた。これまで敵地での6試合は麦わら帽子だったが、満を持して登場。MLB公式ツイッターでは「samurai homerun helmet」と表現されるなど、世界一に輝いた侍ジャパンにあやかるかのように、“侍エンゼルス”が誕生した。
先陣はトラウト。ならば次は大谷のかぶと姿が見たい! 1点を追う8回無死、第4打席で右翼へライナー性の力強い打球を放った。本塁打かと思われたが、フェンス直撃。惜しくも、大谷武将はお預けとなった。この日は試合前からファンを盛り上げ、初開催の「レッドカーペット」のイベントに参加。大歓声の中で球団公式のラジオにも生出演し、「トラウト選手とも同じチームの一員として、世界一を目指してやっていきたい」と意気込んだ。WBCでは日米決戦で激突したライバル。今度は、多国籍の侍で頂点を目指す。
勝ってかぶとの緒を締めたいところだったが、チームは逆転負け。4打数2安打で打撃好調をキープした大谷は、試合前に「チームの雰囲気も素晴らしいですし、1人1人の仕事もみんなこなして頑張っているので、このままの流れでいければ十分(上位を)狙えるかなと思います」と語った。今年は侍が主役-。エ軍を代表する武士たちが、一丸で戦う。