レンジャーズ左腕ヒーニーがア・リーグタイ記録の9者連続奪三振 21年までエンゼルス所属

ア・リーグタイ記録の9者連続奪三振をマークしたヒーニー(ロイター)

レンジャーズの左腕アンドルー・ヒーニー投手(31)が10日(日本時間11日)、ロイヤルズ戦でア・リーグタイ記録の9者連続奪三振をマークした。

1回1死二、三塁でダフィーを空振り三振を奪うと、4回のペレスまで快投。ダフィーに右飛を打たれるまで三振を奪い続けた。5回93球で2安打1失点、10奪三振2四球で今季初勝利を挙げた。

12年ダグ・フィスター(タイガース)と20年のタイラー・アレクサンダー(タイガース)のア・リーグ記録に並んだヒーニーは「すべてが始まり、進んでいった。進化しているようだった」と快挙を振り返った。1試合での連続奪三振記録としては、ノーラン・ライアンの持っていた球団記録(7)も更新。「それは明らかにクールだろ? 誰もが知っている偉大なノーラン・ライアンと比べられるなんて、何も言うことはない。比べられるだけで謙虚な気持ちになるよ」と喜んだ。

93球の内訳は、直球が58球(62%)で最速94・1マイル(約151キロ)で平均91・6マイル(約147キロ)。スライダーが23球(25%)、チェンジアップが12球(13%)とシンプルな投球パターンだった。

ヒーニーは14年にマーリンズでメジャーデビュー。15~21年途中までエンゼルスに在籍していた。18年からは大谷翔平投手と同僚だった。21年にヤンキース、22年はドジャースに移籍し、今年からFAでレ軍に加入していた。通算37勝43敗、防御率4・60。昨年の奪三振率は13・62で、過去3年連続で2桁をマークしていた。通算では714回2/3を投げて772三振を奪っており、奪三振率は9・72。