アスレチックス藤浪晋太郎投手(29)が15日(日本時間16日)、本拠地メッツ戦で7回途中3失点と好投したものの、デビューから3連敗を喫した。
反省点はあっても、手応え十分の92球だった。ソロ2本で同点にされ、四球を与えて降板。残した走者が生還したため、藤浪の黒星となったが、3試合目で初めてクオリティースタート(6回以上、自責3以内)をクリアした。「いい力感で投げられた。真っすぐで、ある程度、押し込めた」と、生命線の速球に納得の表情を浮かべた。
過去2戦の反省を生かし、ノーワインドアップ、セットポジションとも、左足の位置を修正した。「投げ急がないような感じ。できるだけシンプルに」。力むと左サイドが開き気味になる対策に加え、脱力気味のリラックス投法を意識した。「一生懸命投げ過ぎていた。今日は軽く投げるくらいの気持ちで入れた。そこは収穫」と、程良い力加減もつかんだ。
敗れたとはいえ、コッツェー監督は、藤浪に対して褒め言葉を列べた。「この投球ができれば、彼はとてもいい投手になる」。再建途上のア軍にとって、先発陣の柱は不可欠。「長い回を投げるのが先発の仕事。どんどん伸ばしていければと思います」。本来のスタイルを取り戻した藤浪の初白星も、そう遠くはない。(オークランド=四竈衛)