<レッドソックス4-5エンゼルス>◇17日(日本時間18日)◇フェンウェイパーク
【ボストン(米マサチューセッツ州)17日(日本時間18日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(28)が、災難に見舞われながら二刀流で躍動した。レッドソックス戦に「2番投手兼DH」で出場。「4番DH」で出場した吉田正尚外野手(29)と、WBC世界一メンバーの直接対決では空振り三振を奪った。悪天候で試合開始が遅れ、3回途中に1時間25分の中断。2回31球、無安打1失点で交代し、勝ち負けはつかなかった。
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ベーブ・ルースの伝説が生まれた聖地で、大谷にいろんなことが起こった。当初の試合開始は午前11時。ボストンマラソンの影響で、通常のデーゲームより約2時間早かった。「雨どうのこうのより(朝が)すごく早かったので、そこが一番難しかった。まだ起きてない状態でいう感じ」。宿舎を7時半に出発するチームバスに合わせ、この日は朝6時45分頃に起床。いつになく早起きとなった。
試合前のルーティンを行う時間もズレた。悪天候で開始は56分遅れ。降ったりやんだりの雨が立ちはだかった。ぬかるむマウンド。1回の先頭打者に四球を与え、2暴投と荒れた。1死三塁から遊ゴロで失点。無安打で1点を与えたが、2死で迎えた吉田を高め直球で空振り三振。初回4点の援護にも後押しされ「2ストライク取ってましたし、どちらかというとこっちのペースで投げられた」。必殺スイーパーでカウントを稼ぎ、力でねじ伏せた。
だが、“敵”はいろんなところにいた。1回の第1打席は中前打で出塁。気温10度で防寒用のジャンパーを羽織ったが、ファスナーが壊れていた。「僕は着たかったですけど、着る時間もピッチクロックに含まれるのか、確認してそれは含まれないということだった」。2回裏には、突然雨が強くなり、ずぶぬれに。投球を開始しようとすると、ハプニングが発生した。女房役オハピ-のピッチコム(サイン伝達の電子機器)が故障。「僕は聞こえてました」とベンチに代替機の用意を合図したが、うまく通じなかったのか、いら立ちを隠せなかった。
結局、3回途中に再び降雨で1時間25分の中断。「そこはもう中で話して決めました」と交代が決まった。踏んだり蹴ったりの1日。「こういう不規則なゲームを経験できたことは、今後もしかしたらあるかもしれませんし、その時の経験にはなるかなと思います」と、プラスに捉えた。