大谷翔平6勝目ならず、エンゼルス逆転負け「個人的にはやることをやるしかない」/一問一答

エンゼルス対マーリンズ 6回の投球を終え、厳しい表情で叫ぶ大谷(撮影・菅敏)

<エンゼルス5-8マーリンズ>◇27日(日本時間28日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(28)が「3番DH兼投手」で出場し、今季6勝目はならなかった。

1回に自身の失策から無死二塁のピンチを招き、その後、2死一、三塁からグリエルに先制適時打を浴びた。2回からの3イニングを無失点。5回に3安打を浴びて追加点を与えたが、6回5安打2失点(自責1)と粘った。球数は109球だった。

味方打線が6回裏に逆転。勝利投手の権利を得て交代したが、2番手の右腕シルセスが2番ソレアに5戦連発となる逆転2ランを浴び、大谷の勝ち星が消えた。

打者では第5打席、同点の9回無死一塁から三直に倒れるなど、4打数無安打。チームは延長10回に4失点で力尽きた。大谷の試合後の主な一問一答は、以下の通り。

-スイーパーが前回より多かった

良かったところ悪かったところは出てくるので、前回の悪かったところを修正して今回臨むかなと。それは次回登板も変わらないので、スイーパーだけでなくそれの繰り返しかなと思います。

-最後の打席で凡退し、フラストレーションがたまっているように見えたが、打撃の調子は

振っているコースは今日に関してはいいコースというか、難しいコースなので。いい結果につながってないなという感じはしますし、見え方自体はそんなに悪くないので、あとはきっちり甘い球をしっかり打てるかどうかだと思います。

-今日の登板については

良くもなく悪くもなく、最低限6回まで投げられたのでそこは良かったところかなと思いますけど、きっちりと点数を取られたところはもう少しいい投球ができたのかなと思います。

-登板間隔のルーティンを変えたところはあるか

ないですかね。試合に入るまでのスケジュールだったり、ずっと一緒なのでそれは去年も今年も変わってないかなと思います。

-イニングの先頭を出している傾向がある

特に回の先頭は切りたいところではあるので、フォアボールは流れ変わりますし、どこのシチュエーションでもフォアボールは出したくないというのは変わらないので、それは先頭だろが2アウトだろうが同じかなと思います。

-投手としては2死から適時打を2本打たれ、打者では最後の第5打席でトラウトに続けなかった

勝ち切るならあの回(9回)だったかなと。打って、最低限、進塁した形で決めるしかなかったかなと思います。

-グリエルに浴びた先制打の球種は

抜けたスプリットです。

-今季のスプリットの精度は

変化自体はそんなに悪くはないので、あとはスポットの問題かなと。

-ピッチングはよくも悪くもなかったとのことだが、2桁10三振。要因は

そういうピッチャーなので、その分、今日に関しては四球3つですかね、フォアボール出てますし、そこに関しては出したくない気持ちはもちろんありますけど、もったいないなっていう気持ちの方が強いかなと思いますね。

-こういう試合を勝ち切れるかどうか、大きな違い。何が足りない

個人的にはやることをやるしかないので。一選手ですし、僕がスタメンを決めているわけではないですし、ピッチャーのスイッチを決めているわけでもないので、そこに関しては監督の仕事なので、僕がやれることではないと思いますし、自分に出来ることをしっかりとまずやっていくっていうのが、チームに対して一番、勝つ確率が上がる作業かなと思います。

【動画:大谷翔平、スイーパーで奪ったこの日10個目の三振】はこちら>>