大谷翔平もエンゼルスもシャーザーにお粗末完敗「こういうことは初めて目にした」監督は猛ハッパ

レンジャーズ対エンゼルス 4回表エンゼルス無死、空振りの三振に倒れ、浮かない表情でベンチに戻る大谷(撮影・菅敏)

【アーリントン(米テキサス州)14日(日本時間15日)=四竈衛】エンゼルス大谷翔平投手(29)がレンジャーズ戦に「2番DH」で出場し、3打数無安打2三振に終わった。サイ・ヤング賞3回の先発マックス・シャーザー投手(39)との公式戦初対戦で、3打数無安打2三振。エ軍打線も剛腕の前に屈した。

たとえ12点差でも1点差でも、同じ1敗に変わりはない。ただ、この日のエ軍に、プラス査定はほぼゼロだった。1回に遊撃ベラスケス、2回には中堅モニアクと若手が失策。先発サンドバルが四球を連発してKOされるなど、集中力の欠落を指摘されても仕方ないお粗末さだった。しかも、相手はただでさえ難攻不落の剛球右腕。試合後のネビン監督は「努力ではなく、集中すること。身体的なエラーではなく、メンタル的な部分から起こると考えられる。こういうことは初めて目にした」と、厳しい口調で猛省を促した。

2戦連発を狙った大谷にしても、いいところなく終わった。第1打席は内角へのカットボール、第2打席は低めのカーブにタイミングを崩されて連続空振り三振。第3打席は、初球からチェンジアップを振らされて三飛と、狙い球を絞り切れず、手玉に取られた。

地区首位を快走するレ軍と、徳俵に足が掛かったエ軍との差なのか。序盤の大量失点でギブアップしたかのように、終わってみれば、打線は延べ28打者で1安打1四球1併殺で残塁1。2番大谷に3打席しか回らないほど、沈黙の連続だった。最後はベテラン野手のエスコバルが登板。無機質にアウトを重ね、試合終了の瞬間を迎えた。

それでも、ネビン監督は顔を上げた。「とても残念だし、怒りもある。ただ、ここにいる集団は、明日もここへやって来てやり返すだろう」。借金は再び今季ワーストタイの「2」。大谷が望む「熱い9月」は、いよいよボヤけてきた。