エンゼルスが、マイク・トラウト外野手(32)が移籍を望んだ場合、受け入れる姿勢になっているとUSAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者が10日付の記事で伝えた。球団がトラウト放出を容認するのは初めてとなる。
トラウトは2009年ドラフト1巡目でエンゼルスに入団、11年にデビューし、新人王と3度のMVPを獲得。長年エンゼルスの顔となり、大谷翔平投手(29)加入後は球界ベスト選手の2人としてともにチームを象徴する存在になってきた。19年3月にMLB史上最高額となる12年総額4億2600万ドル(約618億円)で契約を延長し、全球団に対するトレード拒否権を保持。球団側もこれまではトラウトの放出を検討することはなかった。
だが同記者によると、トラウトは最近になって、球団の方向性についてフロントと話し合いたいとの意向を示したという。今季終了後にフリーエージェント(FA)となる大谷がチームを出ていく可能性もあり、そうなればチームの将来は不透明となる。
エンゼルスは今季、ポストシーズン進出を目指しトレード期限で大補強を行ったが直後から大失速。8月末には獲得した選手ほとんどをウエーバーで放出した。トラウト自身もケガのため82試合の出場にとどまり、大谷は右肘靱帯(じんたい)の損傷が判明し、現在は右脇腹の張りで欠場が続いている。