大谷翔平が手術後初めて公の場 笑顔満載でチームMVP晴れ姿披露「会えて良かった」ネビン監督

<エンゼルス3-7アスレチックス>◇30日(日本時間10月1日)◇エンゼルスタジアム

【アナハイム(米カリフォルニア州)9月30日(日本時間1日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(29)が日本人初となる本塁打王のタイトルを獲得する。1日(同2日)にレギュラーシーズンの全日程が終了。正式にタイトル獲得が決まる。9月16日に右脇腹痛で離脱したが、6月に自己最多の月間15本塁打。ヤンキース・ジャッジが樹立したリーグ記録62本塁打に迫るペースで量産した。また、この日は同19日の右肘手術後初めて球場を訪れ、チームMVPの表彰式でファンに元気な姿を披露した。

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大谷は左手で記念のトロフィーを掲げ、エンゼルスタジアムで鳴りやまないファンの声援に応えた。赤いパーカを着用し、手術した右肘は隠れていたが、ギプスで固定されていたようだった。手術から11日、初めて公の場に姿を現し、チームメートと対面。久々の登場でクラブハウスは盛り上がり、試合中のベンチでは仲良しの左腕サンドバルら同僚と談笑した。試合終了まで、ともに戦った仲間との時間を楽しんでいた。

水原通訳と球場入りした時も、シーズン中と変わらないような笑顔を見せていた。ネズ・バレロ代理人は「術後の経過は良好で、ショウヘイは元気だ」と明かし、チーム最優秀投手の表彰で大谷と並んで記念撮影したエステベスは「彼は大丈夫。状態はどうかとか、いろいろ話したよ。順調に進んでいるみたいで良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。最近は、クラブハウスのロッカーに大谷がいない日々が続く。つかの間ではあったが、希代のスターの登場にスタジアム全体が活気づいた。

今オフにFAとなり、本拠地のファンの前で晴れ姿を披露するのは、これが最後となるかもしれない。本来なら、最終戦までプレーして6年間の感謝を伝えたかっただろう。不本意な形でシーズンを終えたが、笑顔満載で元気な姿を見せた。ネビン監督は「同僚と一緒にいられてうれしそうだったし、会えて良かった。どこにいてもオーラがあって、違ったエネルギーをもたらしてくれる。仲間に会えずに寂しかっただろうし、我々も寂しかった」と、思いやった。

プレーオフ進出を逃し、個人としてもシーズン途中で右肘を再手術する結果に終わった。だが、1日の最終戦が終われば、日本人初、アジア出身の選手では初の本塁打王が確定する。その前祝いかのように、拍手と大歓声で祝福を受けたチームMVPの表彰式。穏やかに笑って、感謝の気持ちを示した。

▼ア・リーグ全15球団の残り公式戦はいずれも1試合のみ。大谷の本塁打王は2位に5本差をつけたことで確定的となった。MLB史上で1選手による1試合の最多本塁打記録は4本で、この記録を更新しない限り大谷に追いつけない。39本で2位のガルシア(レンジャーズ)は今季ここまで147試合で629打席が回ってきており、1試合平均約4・3打席。打席数的にも可能性が低い。今季マルチ本塁打を7度記録している4位ジャッジ(ヤンキース)も、残り1試合で7本差は絶望的。