米大リーグ選手会は2日(日本時間3日)、選手間投票による各賞受賞者を発表し、エンゼルス大谷翔平投手(29)が、ア・リーグ最優秀野手に相当する「アウトスタンディング・プレーヤー」に2年ぶりに選出された。ワールドシリーズから一夜明け、大谷はツインズ前田、オリオールズ藤浪らと公示されたFA選手130人に名を連ねた。
メジャー6年目で初のFAを迎えた初日、まずはタイトル受賞で注目を集めた。ア・リーグ最優秀野手に選ばれ、MLB選手会のX(旧ツイッター)の動画ではサインを入れたカチンコを鳴らし、喜びを語った。
「やっぱ特別ですね。プレーヤーとして一緒にプレーしている選手、自分のチームもそうですし、普段からライバルとして他のチームでプレーしている方を見ていますが。選手たちに選ばれるというのは自分にとって大きいことですし、すごい光栄なことです」
両リーグ通じての最優秀選手は史上初の40本塁打&70盗塁を記録したアクーニャ(ブレーブス)に譲ったが、各部門の選手から絶賛コメントが寄せられた。
投打二刀流への米メディアの注目度は桁違いで、FAランクは1位を独走。初めて2000万ドル台に乗り、2032万5000ドル(約30億5000万円)になると報じられた前所属球団による1年契約の「クオリファイング・オファー(QO)」がエ軍から提示されるのは確実だ。しかし、大谷は10年5億ドル(約750億円)もの大型契約が見込まれるだけに拒否するのは間違いない。6日午後6時(同7日午前7時)までは前所属球団だけが交渉を行えるが、いよいよ大谷争奪戦が始まった。
◆クオリファイング・オファー(QO) シーズン後にFAとなる選手へ所属球団が提示する来季の1年契約。拒否した選手がFAで他球団と契約した場合、元所属球団はドラフト指名権が与えられ、獲得球団はドラフト指名権の一部が没収され、海外FA獲得時のボーナス枠が減らされる。