【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)11日(日本時間12日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)の超大型契約に関して、驚愕(きょうがく)の詳細が明らかになった。米メディアによると10年7億ドル(約1015億円)の約97%が後払いで、年俸は200万ドル(約2億9000万円)。大谷が要望したという。これにより、チーム年俸総額が一定額を超えると課されるぜいたく税まで余裕ができ、さらなる補強を進められる。この日、ド軍は大谷との契約を正式発表し、背番号は「17」。米メディアによれば14日(同15日)に入団会見が行われる模様だ。
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大谷にまた度肝を抜かされた。契約金の多くが後払いとなるのは既報で把握していたが、まさか97%の減額とは想像をはるかに超えた。7000万ドル(約101億5000万円)の年俸がわずか200万ドル(約2億9000万円)に。自らの提案とはいえ、ここまでとは…。10年7億ドル(約1015億円)でプロスポーツ史上最高額の契約を結び、それだけでも衝撃的だが、やはり大谷翔平は先入観を覆してくる。
メジャー挑戦から6年間、二刀流のパフォーマンスで度々、驚かされてきた。超人的な活躍に、いつしか「ユニコーン(実在しない伝説上の生物)」とニックネームがついた。大谷の夢物語を追いかける日々は驚きの連続。それが、日米に限らず世界中の人々をひきつけるゆえんでもある。
実際、大谷の“神提案”の衝撃は瞬く間に広がっていた。ロサンゼルス近郊のスポーツバーでマネジャーを務めるフレディ・ターゾさん(29)は「ドジャース移籍はうれしいし驚いたけど、契約内容にもっと驚かされたよ。感激して、とてもハッピーな気持ちになった。彼はお金だけ求めているわけではない。彼は勝ちたいんだ。こんなことは誰もやったことがない。びっくり仰天だった。しかも彼のアイデアだなんて素晴らしい。来年が待ち遠しい」。生来のド軍ファンを一瞬でとりこにした。
大谷が後払いでの年俸支払いを選択したことで、ぜいたく税上の年俸は約66億7000万円で、大谷1人でチーム総年俸の約34億8000万円をセーブできる。今後のルール改正や戦力均衡の点で賛否両論あっても、ド軍がさらに強くなるため、自ら提案したことに意味がある。
大谷は、勝ちたい。
ただシンプルに、その気持ちがあふれていることが伝わってくる。この日、契約を発表した球団を通じ、メッセージを送った。
「ドジャースファンの皆さま、チームに歓迎していただき、ありがとうございます。ドジャースと私は、ロサンゼルスの街で、ワールドシリーズ制覇のパレードをするという同じ目標を共有していること、それを100%、宣言できます」
世界の頂点。目指すべきは、それしかない。