カブス今永昇太が初フリー打撃登板、鈴木誠也とも対戦「ウソついて」空振り三振、最速150キロ

フリー打撃に初登板した今永は鈴木と対決し空振り三振を奪う(撮影・四竈衛)

カブス今永昇太投手(30)が21日(日本時間22日)、キャンプイン後初めて打者相手のフリー打撃に登板した。鈴木誠也外野手(29)をはじめ、延べ打者6人に対し、1安打(本塁打)1奪三振、25球とまずまずの試運転だった。

3年ぶりに実現した鈴木との対決では、速球にカーブ、スライダーを交え、最後は内角高めへ、この日最速となる時速93マイル(約150キロ)の速球を投げ込み、空振り三振に仕留めた。

「打席に立つ前も、僕がマウンドに上がる前も、僕が誠也に真っすぐだけで行くからねって言っていたんですけど、打席に立つとデカくて、まずピッチャー返しが怖くて…。カーブのサインが出たのでカーブを投げて、途中、決着がつかなかったのでスライダーを投げて、真っすぐだけで抑えられないと思ったので。途中、ウソをついて変化球を挟みました」と、笑顔で振り返った。

予定通りに進めば、25日(同26日)に2回目のフリー打撃に登板し、その後はオープン戦で「デビュー」することになりそうだ。