投手ケガ増加でMLB大規模調査、大谷も投げるスイーパーと高速チェンジアップの投げすぎに警鐘

ドジャース大谷翔平(2024年2月撮影)

投手のケガが増加している原因解明のためMLBが大規模調査を行っていると8日付のジ・アスレチックが伝えた。専門家からはケガの大きな原因となっているのが2球種あり、1つがスイーパー、もう1つが高速チェンジアップだと指摘が出ているという。

記事によると、MLBは現在、専門家や元投手ら約100人に意見を聞き、投手のケガ増加の原因を研究中。レンジャーズの専属医師でパドレスのダルビッシュやタイガース前田の肘手術を執刀したキース・マイスター氏も意見をした1人だが、同医師はスイーパーと高速チェンジアップの投げすぎに警鐘を鳴らしているという。「この2球種を投げるなとは言わないが、もしいずれかの球を15%以上投げた場合、肘か肩を痛める可能性が高まる」と話し、球速を出すことも肩や肘のケガに影響があるが、高い回転率を出すことがより影響が大きいと指摘している。

MLBではここ数年、スイーパーがトレンド球種となっている。同記事のデータによると、昨年に2度目の右肘手術を受けたドジャース大谷翔平投手(29)は、2021年から23年の間に最も多くスイーパーを投げた投手だという。

投手のケガは10年に241件だったが、21年には552件に増加。この2年はやや減少傾向だが、負傷者リスト入りの期間は長くなっているという。