防御率0・84の今永昇太、米大御所記者が成功の秘密を分析 米球界の傾向に逆行する特徴に着目

カブス今永昇太(2024年4月7日撮影)

メジャーで快進撃を続けるカブス今永昇太投手(30)について、スポーツ・イラストレイテッド誌のベテラン記者トム・バーデュッチ氏がその秘密を解き明かす記事を28日付で掲載した。

今永はメジャーデビューからここまで9試合に先発登板し無傷の5勝、防御率0・84をマークしている。米球界では、身長178センチと小柄で、しかも直球の平均球速が92マイル(約148キロ)で、メジャーの平均より約2・1マイル(約3・4キロ)遅いにもかかわらず圧倒的な結果を出していることに大きな注目が集まっている。メジャーでは直球の平均球速が年々上がっており、速い球が評価される中で、今永のフォーシームに驚きの目が向けられている。

バーデュッチ記者はその秘密について、今永のフォーシームの動きに注目。5・49インチ(約14センチ)の低いリリースポイントから2439と回転率の高いフォーシームを投げており、その回転率の高さが打者の手元で浮き上がるライジングの動きにつながっている。また水平の動きも平均以上になっているという。低いリリースポイントから回転数の高いフォーシームを投げることに関しては、今永はメジャートップクラスだと指摘している。

この快投が長く続くかどうかについては、体格的な観点から体力には懸念があるものの、継続的に成功できる武器は持っていると分析。「イマナガは、成功するために速い球は必要ないということを証明する存在の1人となっている」としている。

同記者は、米エミー賞を5度受賞した米野球ジャーナリストの大御所。記事は表やデータを駆使して詳細な分析をもとにつづられており、長文の大特集になっている。