大谷翔平がメジャー200号 809試合での到達はベーブ・ルースより8試合早かった

タイガース対ドジャース 5回表ドジャース無死、米国通算200号となる右越え本塁打を放ち2本指を立てる大谷(撮影・横山健太)

<タイガース11-9ドジャース>◇13日(日本時間14日)◇コメリカパーク

ドジャース大谷翔平投手(30)が新たな節目に達した。13日(日本時間14日)、敵地タイガース戦に「1番DH」で出場し、日本人選手初となるメジャー通算200号を放った。5回、右翼ポール際へ一時勝ち越しの今季29号ソロをたたき込んだ。試合は9回までの5点リードを守れず、延長10回にサヨナラ負け。ショッキングな敗戦となったが、809試合での200号到達は投打二刀流の先輩ベーブ・ルースの817試合よりも8試合早かった。

   ◇   ◇   ◇

全米きっての人気者らしく、敵地デトロイトに歓声と口笛が起きた。2-2の同点で迎えた5回先頭。大谷はカウント1-0から甘く入った時速85・5マイル(約138キロ)のチェンジアップを振り抜き、右翼ポール際へ運んだ。抜き球に体勢を崩されることなく、フェアゾーンへと運ぶ技術に「ビューティフルスイング。ジャストフェア」とテレビ実況された。ダッグアウトに戻った大谷は、スタッフから記念のバットとグラブの寄贈を依頼されると、一瞬、ジョーク交じりに渋る表情をのぞかせるなど、ムードは上々だった。

滑り出しから快調だった。前日、勝ち越し打を放った流れに乗るかのように初回、右翼線を痛烈に破り、快足を飛ばして三塁へ到達。3番フリーマンの一ゴロの間に、先制のホームを踏んでいた。8回には23個目の盗塁に成功。ロバーツ監督は「本当に信じられない。盗塁、そしてホームラン。彼はMVP級のシーズンを送っている。IL(負傷者リスト)入りの期間があり、メジャーでそんなに時間がたっていないのにもかかわらず、これほど早く200本塁打を達成したのはかなり驚くべきこと。そして三塁打も記録した」と奮闘ぶりをたたえた。

快勝で祝福するシナリオは9回、突然、タ軍打線の快音とともに崩れた。前日、無失点継投で切り抜けた救援陣が踏ん張れず、5点のリードが瞬く間に消滅。延長10回にサヨナラ弾を浴びて勝敗は決した。まさかの結末に、いつもは快活なロバーツ監督の口調も沈んだ。「これは我々ではない。起こることではないが、今日は確かに起こってしまった。我々には5点のリードがあったし、試合に負けたことは言い訳できない」とショックを隠せなかった。

もっとも、ド軍は依然としてナ・リーグ西地区首位を走っており、1つの黒星くらいでうつむいているわけにもいかない。同監督は言った。「我々は良くならないといけない」。球宴休みまで残り1試合で、4年連続30号にあと1本、日米通算250号に残り2本。記念アーチの余韻に浸ることも、痛恨の黒星を引きずることも、大谷のメンタリティーにはない。

▼大谷が1回に右翼三塁打、5回に右本塁打と2本の長打を放った。ここまで23二塁打、4三塁打、29本塁打。球宴前に長打56本は、殿堂入り外野手の1954年デューク・スナイダーの55本を抜く球団新記録。

【動画】日本人初!ベーブ・ルースより早い!大谷翔平200号 右翼席へ豪快な一発