【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)28日(日本時間29日)=久保賢吾】ドジャース大谷翔平投手(30)が、1本塁打2盗塁をマークし、「50本塁打-50盗塁」ペースに乗せた。自身のボブルヘッドデーだったオリオールズ戦に「1番DH」で出場。1回に42号先頭打者本塁打を放つと、3回に三盗、5回に二盗を決め、42盗塁でメジャー2人目の「42-42」を達成。シーズン51ペースで、メジャー史上初の「50-50(フィフティ・フィフティ)」を射程圏内に捉えた。
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“おとぎ話”を超える大記録達成に向け、「大谷メーター」が再び動いた。1点を追う3回1死一、二塁、1ストライクからの2球目だった。二塁走者の大谷は一塁走者のベッツとダブルスチールで三盗に成功。1点リードの5回には二盗を決め、42盗塁目をマークした。ともにホームに生還し、21年のサイヤング賞で今年のオールスターにも先発したオリオールズ・バーンズを足でも攻略した。
「試合前にもちろん予習もしますし、ゲームの中で自分が見て、もちろんコーチもそうですけど、感じたことをみんなにシェアしながら、お互いに助け合えればみんなの走塁も上がってくるのかなと思います」
自身3試合ぶりの1発、4試合ぶりの盗塁を2つ決め、メジャー史上2人目の「42-42」を達成した。チーム133試合目で42本塁打&42盗塁はシーズン51ペース。史上初の「50-50」を視界に捉えた。98年にA・ロドリゲスが「42-46」を達成したが、「43-43」からは前人未到の領域。また新たな偉業が、すぐそこに迫る。
8月に入って、量産モードに入った。本塁打は6月以来シーズン2度目の2ケタ10本で、盗塁は月間自己最多の14個。「打席の内容が上がってきてるのがいいかなとは思います」と確かな手応えが結果に表れる。投手のリハビリも順調に進めるが、二刀流の復活は来季に設定。「今年はゲームでは投げないので」と、試合では打者に専念する中で“ワンダフル”な数字をマークする。
自身のボブルヘッドデーに、打って走って活躍した。「40-40」をサヨナラ満弾で決めた時には「まるでおとぎ話」と評したロバーツ監督は「素晴らしかったよ。ボブルヘッドデーの日に本塁打を打って、盗塁も決めて、彼はどんなに大事な試合でも力を発揮してくれて、期待に応えてくれる」と絶賛。残り29試合、世界の野球ファンから「50-50」への歩みに注目が集まる。
◆プロ野球と犬 広島では球審にボールを運ぶボールボーイ犬のミッキーが人気だった。05年3月にデビューし、球審の「来い!」の合図にボール3球が入った竹かごを加えてホームベースに直行。背番号は「111(ワンワンワン)」。ソフトバンクのCMでおなじみの「お父さん犬」もたびたび始球式に登場。13年7月にはピンク・レディーの増田恵子と“共演”した。今年は日本ハムが6月30日に「ワンだふるフェスティバル」を開催し、始球式に「ボール犬」が登場。マウンドに行くはずが途中で戻る“プチトラブル”もあったが、大役を果たした。