22年ドラフト全体3位指名の大物新人、レンジャーズのクマー・ロッカー投手(24)が12日、本拠地でのマリナーズ戦で先発デビューした。4回74球を投げて3安打1失点、7三振。最速は97・6マイル(約157キロ)。スライダーで13もの空振りを奪い、勝敗こそつかなかったが、評判に違わぬ初登板となった。投球データが残る08年以降、1球種で奪った空振りとしては、デビュー戦では史上3位となった。
ロッカーは「試合全体を通してリズムを見つけようとしていた。新しい経験の一部だ。イライラせずに、そこから学ぶことが大切だ」と話した。ボウチー監督は「上出来、上出来。1回は厳しい立ち上がりだったが、冷静さを保って4回を投げた」とほめた。
ロッカーは、両親が見つめる中での快投だった。母方の祖父母がインド出身で、インド系選手のメジャーリーガーは初めて。黒人の父は、NFLのタイタンズでコーチを務めている。
高校時代はロッキーズからドラフト38巡目指名されるも、バンダービルト大に進学。21年にメッツからドラフト1巡目、全体10位指名されたが、メディカルチェックで右肘の状態にメ軍が難色を示し、入団に至らず。独立リーグをへて、22年にレンジャーズから再度1巡目指名を受けていた。