ドジャース大谷翔平がメジャーで達成した「50-50」の偉業 日本球界では誰が最高成績?

西武秋山幸二(88年4月撮影)

<マーリンズ4-20ドジャース>◇19日(日本時間20日)◇ローンデポパーク

ドジャース大谷翔平投手(30)が、3打席連続本塁打を含む6打数6安打10打点2盗塁。今シーズン「51本塁打-51盗塁」とし、同一シーズンに「50本塁打-50盗塁」を記録する「50-50」に到達。前人未到の領域に達しての偉業となった。

メジャーでも到達したことのない数字。では、日本球界ではどうなのか? 

調べると、「40-40」ですらいない記録だった。

最高のダブル記録を残したのは87年西武の秋山幸二が43本塁打、38盗塁でマークした「38-38」。史上初の「40-40」は目前だった。秋山は90年にも35本塁打、51盗塁で「35-35」を記録。53年西鉄の中西太が36本塁打、36盗塁でマークした「36-36」と合わせて、日本球界では「35-35」でも、のべ3人しか到達していない。

スピードとパワーを兼ね備える選手は少ない。22年に56本塁打で日本人最多本塁打を放った「村神様」ヤクルト村上宗隆でも同年は12盗塁。一方で、俊足選手も1発を量産するのは難しい。72年にNPB最多106盗塁をマークした「世界の盗塁王」阪急の福本豊でも同年は14本塁打。どちらもバランス良く数字を伸ばすことは至難の業だ。

近年では打率も合わせた「トリプルスリー」を達成したヤクルト山田哲人やソフトバンク柳田悠岐が「30-30」を突破。山田は15年の38本塁打、34盗塁でマークした「34-34」。柳田も15年の34本塁打、32盗塁でマークした「32-32」が最高だ。

ちなみに、今季のNPBでは9月19日終了時点でソフトバンク近藤健介の「11-11」が最高で19本塁打、11盗塁をマークしている。次いでDeNA牧秀悟が22本塁打、10盗塁で「10-10」。どちらも2桁を超えたのは2人のみだ。チーム合計でも今季の中日は61本塁打だが37盗塁と、「50-50」には及ばない。同じく広島は51本塁打、56盗塁で「51-51」と、大谷が1人で並んだたことになる。

メジャーとNPBでは試合数が違うとはいえ、前記のように本塁打と盗塁の両立は非常に難しい。大谷の記録がどれほど超越しているかは、数字が表しているといえる。【記録室=林亮佑】