【一問一答】イチロー氏「日本人選手として、メジャーリーグで戦っている気持ちが生まれる」

「セブン-イレブン・ジャパン×MLBパートナーシップ契約」記者発表会に登場したイチロー氏(撮影・野上伸悟)

イチロー氏(51=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)が7日、都内でセブン-イレブン・ジャパンとドジャース-カブスの日本開幕シリーズ(3月18、19日、東京ドーム)に向けてのパートナーシップ契約の締結会見に出席した。

MLBで活躍する日本人選手が日本でプレーする際の心情について「自分が日本人選手として、メジャーリーグで戦っている気持ちが生まれる」と力説した。イチロー氏の一問一答は以下の通り。

-自身も19年に日本でメジャーリーグ開幕シリーズをを戦った

あの終わり方以上はないので。僕の体やメンタルがどういう状態であっても、もう一度やりたいという感じになれないのは実はあんな最後をファンの方が作ってくれたから。だから僕のせいじゃないですよ、ファンの方の責任。

-メジャーリーガーとして日本でプレーするのはどういう気持ちか

アメリカでプレーしていると個人としての結果出さないと、選手が次から次へと出てきますから。自分の代わりがいくらでもいるっていう感じの気持ちになるんですよ。でも、日本でプレーすると、自分が日本人選手として、メジャーリーグで戦っている日本代表の気持ちが生まれるんですよね。だから、自分の普段の立ち振る舞いとか、日本だとより意識できた。

-日本、アメリカでの殿堂入りした。今どんな気持ちですか

僕自身が喜ぶというよりは、皆さん喜んでいただけてすごく僕はうれしかったっていう感じですね。テレビを通じて99・7%って聞いたんですよ。いや100じゃなかったかぁと。そのときは残念だなって思いました。でもそれが何票なのかをしばらくわからなかったんですよ。しばらくすると1票でしたと聞いて、完璧だと思ってました。2票、3票だったらちょっと悔しい。普段自分がポリシーや信じていることの1つに、「完全にはなれないんだけれど、不完全であることはわかっている。人はそもそもわかっているんだけれども、自分が目指す完全を目指していく」。だけど足りていないの繰り返しだと思うんですよ。それをまさに何か改めて知らせてくれたのが1つ。

-もう一つは

もう一つはもし満票だったら、「おめでとう。やったね。すごいね」、以上なんですよね。ストーリーがない、面白くない。そのときにどんな声がアメリカで上がるかと想像したら、「ジーターでも満票じゃないと。なんでイチロー満票なの」は必ず出ます。必ず出ます。そういう意味でも1票は完璧だったんですよ。だから本当に僕は自宅に招待したい。酒飲みたい。なんだったら僕最近料理作るから、料理作りますよ。

-誰が投票しなかったのか、まだ名前が分からない

まだ、なんですよね。これいつまで、有効期限とするのかなぁ。セブンさんの商品だって消費期限っていうのがあるわけですから、それセッティングしようかなって思ってます。

-これからの目標は

まずこの会見を完全にしたいと思ってやってるわけですよ。でもなかなかこれが終わった後に、いろんな後悔があったり、ああすればよかった、こう言えばよかったと必ずあるんですよ。その繰り返しですよ。

-野球についての目標は

野球で言えば、今僕ちょっと痛めてるところもあったりね、もう完全に不完全な状態なんですよ。もうキャンプ間近。10日ぐらいでマリナーズも始まりますから。そこに向けて、完全に近づけていきたいと。

-奥さまからはどのような言葉をかけられましたか

(殿堂入りの時)妻は電話を取るスペースにいたんですね。僕と似ているところがあって、普段感情は出さず、はっちゃけたりとか絶対しないです。でも思わず拍手してくれて「おめでとう」って言ってくれたんです。珍しいなと思いました。珍しいってのは、あんな感じで感情を出すんだっていうシーンは今までなかったので、それはすごくうれしかったです。あとはもう普段通り乾杯しました。