「生き残るのに必死」だったエンゼルス菊池雄星「無駄じゃなかった」日本人3人の開幕投手は初

エンゼルスは20日(日本時間21日)、菊池雄星投手(33)が今季の開幕投手を務めると発表した。既にカブス今永昇太、ドジャース山本由伸も開幕投手に内定しており、日本人3投手が同一年に務めるのは初となる。3月27日の敵地ホワイトソックス戦に向け「非常に光栄なことだし、しっかり調整していきたい」と意気込んだ。

オフに強豪アストロズから移籍し、メジャー4球団目で初めて大役を射止めた。「いろいろ悩んだ時期もあったので、7年目で開幕投手というのは非常にうれしい気持ちと、今までやってきたことが1つ、無駄じゃなかったなと思う」。メジャー7年目での初開幕投手は、日本人では最も遅い。4年目までは、シーズン防御率5点台が3度あった。苦労の末につかんだだけに、喜びもひとしおだった。

日本人投手の同一年の開幕投手は、田中将(現巨人)&ダルビッシュなど、3度あった2人が最多だった。「非常にレベルの高い世界で、毎日、毎日生き残るのに必死で、1試合1試合、全力で投げて試行錯誤した結果、こうして選んでもらったというのはうれしいこと。日本人投手のレベルや、価値が上がってきているというのは感じる」と菊池。新たな歴史の一部になることを実感した。

1月末にはキャンプ地で練習を始め、早くから準備を整えた。今キャンプでは、右打者対策としてチェンジアップに磨きをかけている。「まだまだ伸びしろや、可能性を持っていると思っているし、1年間しっかりローテーションを守り、自己最高の成績を出したい」。気合十分で好スタートを切る。

▼エンゼルス菊池が開幕投手に内定。菊池の開幕投手はメジャー7年目で初。日本人の開幕投手は過去7人いるが、7年目で初の開幕投手を務めるのは最も遅い。過去は00年野茂(タイガース)17年ダルビッシュ(レンジャーズ)21年前田(ツインズ)の各6年目が遅かった。菊池は西武時代も入団7年目の16年に初の開幕投手を務め、同年から3年連続で経験。3試合で2勝0敗、防御率1・80。

▼今季はドジャース山本、カブス今永も内定しており、同一年に日本人3人が開幕投手は初めて。

▼エンゼルスで日本人の開幕投手は22、23年大谷以来。日本人2人以上が開幕投手を務めたチームはドジャースに次ぎ2球団目。ドジャースは野茂(03、04年)と黒田(09年)が務め、今季の山本で3人目になる。