苦しい投手陣…大谷翔平「待望論」ライブBPで11人に6K安打性0「非常にポジティブ」コーチ絶賛

ドジャース公式インスタグラムから

<パドレス11-1ドジャース>◇10日(日本時間11日)◇ペトコパーク

【サンディエゴ(米カリフォルニア州)10日(日本時間11日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(30)がライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板し、二刀流復帰へ再び前進した。パドレス戦の試合前に3イニング想定で44球を投じ、打者のべ11人を相手に6奪三振、1四球。最速96マイル(約154・5キロ)で、全球種を交えた。マイナーの打者相手とはいえ、空振りを13球奪い、安打性はゼロで圧倒。投手陣が苦しい状況の中、「大谷待望論」がヒートアップしてきた。

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最後の打者を迎えた大谷は、ギアが一段階上がったようだった。速球、スプリット系の落ちるボール、スライダーを決め、3球三振。全て空振りだった。イニング間のインターバルを入れながら、3イニング想定で6奪三振。安打性0本の内容にロバーツ監督は「とても良かった。速球に伸びがあり、スプリットも良かった。対戦した打者と話したが、素晴らしかったと言っていた」と目を細めた。

球団スタッフによれば、直球の球速は93~95マイル(約150キロ~153キロ)で、最速は96マイル(約154・5キロ)。全力とはいかなくても、44球のうち空振りが13度。プライアー投手コーチは「メジャー選手だろうが、マイナー選手だろうが、いかに空振りをとるかが大事。力のある速球だけでなく、打者のバランスやタイミングを崩して空振りもとっていた。ゾーン内で空振りをとれていたのも大きい。球質も落ちなかったし、非常にポジティブな兆候と言える」と絶賛した。

ライブBPを重ねるごとに、「大谷待望論」が熱を帯びている。7月15日のオールスター戦後に復帰が見込まれるが、前倒しの可能性についてロバーツ監督は「ゼロではない」とニヤリ。早期復帰についても「そそられる」と心境を明かした一方で、手術明けの大谷に頼り投手としても負担をかければ、故障再発のリスクも出てくる。「ショウヘイもメジャーの試合で投げたいと思っているはずだが、ドクターや医療スタッフとともに非常に慎重に進めている」と冷静に語った。

この日のパドレス戦に「1番DH」で出場した大谷は7試合連続安打を放ったものの、今季ワーストの8試合連続ノーアーチとなった。チームは11失点で大敗し、駒不足の投手陣は苦しい状況が続いている。同監督は二刀流・大谷の具体的な復帰時期について「誰も正確なタイミングは分からない」と明言せず。いずれにしても、投手・大谷の着実な前進はチームにとって追い風なのは間違いない。

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