大谷翔平が試合の流れ支配、敵地どよめく初回3連続K「先制点与えないこと」自賛の3回0封圧倒

ジャイアンツ対ドジャース 2回裏、ボールを交換し表情を引き締めるドジャース先発の大谷(撮影・垰建太)

<ジャイアンツ1-2ドジャース>◇12日(日本時間13日)◇オラクルパーク

【サンフランシスコ(米カリフォルニア州)12日(日本時間13日)=四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(31)が、圧倒的な投球で連敗阻止の原動力となった。ジャイアンツ戦で今季5試合目の先発マウンドに上がり、3回1安打無失点の快投。敵に付け入るスキを与えず、試合の主導権を握った。打撃では4打数無安打に終わったものの、ド軍は1点差で逃げ切り、連敗は「7」でストップした。

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バットで得点をたたき出さなくても、試合の流れは支配できると大谷がマウンドで実証した。初回。1番ヤストレムスキーを空振り三振に仕留めると、2番ラモスは最速99・9マイル(約160・8キロ)の速球で3球三振。7球連続でフォーシームがうなりを上げた。「今日はストレートでいけそうな雰囲気があったので、どんどん投げました」。続く3番ディバースには一転、カットボールから入り、最後は縦気味のスライダーで空振り三振。12球中5球で空振りを奪う迫力で、敵地をどよめかせた。

現時点で、6、7回を投げて試合を作れる状態ではない。この日の予定も3回が最長。だからこそ、連敗阻止への強い意志が、初回の3者連続三振に表れた。「先制点を与えないことが一番。立ち上がりも良かったですし、打撃陣には自分の打撃に集中してもらえるような投球をしたいと思っていた」。2回は四球、3回には唯一の安打を許したものの、いずれも2死後。相手に考えるスキを与えない軽快なテンポと、ピッチクロックぎりぎりまで始動しないパターンを織り交ぜるなど、力勝負だけでなく、クレバーな側面も見せて3つのゼロを並べた。

前夜の試合後は話し声すら漏れず、静まりかえっていたクラブハウスには、久しぶりに軽快なリズムの音楽が流れていた。ロバーツ監督は、いつもの柔和な表情で大谷の投球を勝因の第一に挙げた。「1回に3三振を奪い、翔平のスタートが違いにつながった。今日は先発投手が流れを作ってくれた」。わずか2得点ながらも、「いい3イニングだったと思います」と珍しく自賛した大谷からの好継投で逃げ切り勝ち。前日までの重苦しいムードは、いつしか敵地の快晴の空の下で消えうせていた。

球宴後の登板予定について、同監督は「これから話し合っていく」とした一方、「(大谷は)5試合のうちに投げる」と先発ローテで登板する方針を明かした。大谷自身もここまでの経過を「いい結果」と分析。ただ、大谷は投げるだけではない。「また明日1試合あるので、そこに集中したいと思います」。快投で連敗を止めた投手が、すぐに打者の姿に戻っていた。

▼この日は日本人投手4人が先発。日本人3人先発は過去36度あったが、4人が先発登板したのは今回が初めて。

大谷翔平3回1安打無失点快投、3者連続三振も ドジャースようやく連敗7で止める/詳細