<オリオールズ5-3マリナーズ>◇14日(日本時間15日)◇オリオールパーク
オリオールズ菅野智之投手(35)が14日(日本時間15日)、本拠地でのマリナーズ戦に先発。悪天候のため、6回途中で交代したものの、3安打1失点と好投し、今季10勝目(5敗)を挙げた。日本人メジャーの1年目での2桁勝利到達は、昨季のカブス今永昇太投手(31)に続く10人目。オールドルーキーが、低迷するオ軍の中で、あらためて存在感を発揮した。
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試合途中から降り出したたたき付けるような激しい雨にも負けず、試合にも負けなかった。10勝目を手にした菅野は、いつもと同じように冷静かつ淡々と振り返った。「全球種を効果的に使えた。ゲームプラン通りに投げられた」。5回までは無失点。5点リードの6回1死から安打を許したところで、激しい降雨のため、中断した。「(滑り止めの)ロジンを触っても意味がないぐらいだった。どこに球がいくか分からなかったので(続行は)無理だなと思った」。
2時間18分後、試合は再開。菅野は続投せず、救援投手が本塁打を浴びたため、菅野が残した走者が失点となった。それでも、マンソリーノ監督代行は、厳しい条件の中、先発としての役割を果たした35歳の「新人」の奮投をたたえた。「5回まで0点。速球もスプリットも良かった。ベテラン投手はうまく対応してくれるね」。周囲の環境に左右されず、黙々と投げ続けるプロとしての姿勢を、「ベテラン」と表現した。
日本人投手がメジャー1年目で2桁勝利を挙げたのは、昨年のカブス今永以来10人目。「通過点ではあるが、素直にうれしい」。前半戦は、一時調子を落とした時期があったものの、7月10日以降は4連勝。迷うことなく、テンポ良く始動する、本来のリズムも戻ってきた。「最後までこの調子と、このペースで投げ続けられるようにしたい」。1年契約で今オフはFAとなる立場。プレーオフ進出は絶望的とはいえ、シーズンを通して先発ローテーションを守る菅野の目標は、依然として変わっていない。
▼菅野が10勝目。日本人大リーガーが1年目に2桁勝利をマークしたのは10人目。89年10月11日生まれの菅野は36歳を迎えるシーズンだが、1年目の2桁勝利では10年高橋尚成(メッツ=10勝)の35歳シーズンを上回り最年長で到達した。菅野の2桁勝利は巨人時代9度と合わせ日米通算10度目。
▽巨人小林(オリオールズ菅野の10勝目に)「まだまだ通過点だと思うので。連絡はとってますけど、その辺(内容)は秘密にしたいなと思います」