<ドジャース6-0パドレス>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム
米放送局「MLB Network」の番組「MLB Now」では、この日までにドジャース大谷翔平投手(31)の投手起用について大激論が交わされた。
大谷はここまで9試合に登板して0勝0敗、防御率3・47。6月16日(同17日)のパドレス戦で663日ぶりの二刀流復帰を果たすと、同28日(同29日)のロイヤルズ戦では、メジャー自己最速を更新する101・7マイル(約164キロ)をマークした。番組では司会者のブライアン・ケニー氏、MLBアナリストのラッセル・ドルセー氏、同スティーブ・フィリップス氏が出演した。
ケニー氏の主張は「打者専念」。同氏は大谷の打撃成績や二刀流でシーズンを完走したことが2度しかないことなどを踏まえて「彼には打つことに専念して、昨季のようにリーグナンバーワンの打者とランナーになって欲しい」と話した。ドルセー氏は打者専念には猛反対。「投手復帰をして8週間ほどたちましたけど、彼はいまだに世界最高レベルの打者ですよ? 普通じゃ見られないことをやっています。ドジャースは世界最高のバッターをマイナーに送るわけにはいきませんから、メジャーでリハビリさせているんです」と反論した。
大谷は今季の自己最長は4回1/3。今季は制限付きの投球が予想される。ケニー氏は「イニングは伸ばさないのですか?」と問うと、ドルセー氏は「5回まで投げられるようになるまで8週間かかった。今後6イニング、7イニングと伸びていく可能性もあります。もしドジャースがワイルドカードでポストシーズンに行ったとして、彼が先発の3人に入らないことなんてありますか?」と答えた。
納得のいかないケニー氏は「故障してなければですよ。彼はケガが多いですから」とピシャリ。ドルセー氏は「故障する前提で話すな!」と議論はヒートアップ。さらにケニー氏は「これまでの(故障する)確率なら半分ですよ。心配なのはすべて壊れてしまうこと。もしトミー・ジョンが必要な状態になっても、彼はバッティングを続けますよ。彼はタフで試合に出たいタイプですから。でもケガをする可能性がある。そうすると投手と打者の両方を失う」と説明した。
ケニー氏は1イニング限定のオープナー論を提案するも、ラッセル氏「ショウヘイが『オープナーで1イニングだけ投げたい』なんて言うはずない」と白熱の議論が続いた。ケニー氏は「じゃあ、2イニングはどうです? 今年はどうせ50イニングしか投げませんよ」と新たに提案すると、フィリップス氏が「たしかに、彼はメジャーで一番守られているのに2回ケガをした。それから彼を中心にチームをマネジメントすることが難しい。リリーフの使い方まですべてを変えなくてはいけないのです」と慎重な意見を口にした。