<ドジャース6-9フィリーズ>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム
ドジャースは大谷翔平投手(31)の大奮闘も、救援陣の乱れが響いて大ダメージの黒星を喫した。
大谷は立ち上がりから100マイル(約161キロ)超えを連発。本塁打王を争うカイル・シュワバー外野手(32)には、メジャー自己最速タイの101・7マイル(約161キロ)を記録して見逃し三振を奪うなど、2回まで3奪三振をマークした。
打線は今季14勝の難敵サンチェスに対し、3回にアレックス・コール外野手(30)が先制の5号ソロ。1死一塁からは、キケ・ヘルナンデス内野手(34)の9号2ランを放ち、3点を先制した。
大谷はその後も、強力フィリーズ打線に安打を許さない力投。勝利投手の権利がかかった5回も3者凡退で片付け、1四球のみでノーヒットノーランを継続した。
ここから悪夢が始まった。4-0の6回からは68球を投じていた大谷に代わり、ジャスティン・ロブレスキ投手(25)が登板。1死から3連打で満塁にされると、ハーパーの2点適時打、マーシュの3ランであっという間に逆転された。救援したエドガルド・エンリケス投手(23)もケプラーにソロを許し、この回だけで6点を失った。
一気に試合をひっくり返されるも、8回に大谷が2年連続の50号となるソロ。その後も1死満塁と攻め立て、コールが同点の犠飛を放った。
息を吹き返したドジャースだったが、フィリーズに勝ち越し点を献上して敗れた。ポストシーズン(PS)でも対戦の可能性があるフィリーズに、ダメージが残る黒星を喫した。
2位パドレスが敗れたため、地区優勝へのマジックナンバーは1つ減って「9」とした。
大谷の登板イニングについては、デーブ・ロバーツ監督(53)が試合前に「現時点のプランは5回まで投げ抜き、その後は展開次第」としていた。
大谷は打者として、第1打席から内野安打、空振り三振、空振り三振、右越え本塁打。史上初となる50本塁打と50奪三振での「50-50」も達成した。歴史に名を刻む1発は、打球速度113・4マイル(約183キロ)、飛距離430フィート(約131メートル)、打球角度は37度だった。
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2年連続の50本塁打は、ベーブ・ルース、マーク・マグワイア、サミー・ソーサ、ケン・グリフィー、アレックス・ロドリゲスに次いで、史上6人目となる。このうちマグワイア、ソーサ、ロドリゲスは筋肉増強効果のある薬物使用を認めている。
フィリーズとの3連戦は、ポストシーズン(PS)前哨戦。このままの勝率と順位でPSを迎えると、ドジャースはワイルドカードシリーズ(WCS)でメッツと対戦し、地区シリーズ(DS)で待ち構えるフィリーズと激突する。
ナ・リーグの勝率1位はブルワーズ(92勝)、2位がフィリーズ(91勝)、3位がドジャース。勝率2位までがPSのワイルドカードシリーズを免除される。84勝67敗のドジャースにとって、今シリーズは重要な意味を持つ。