レジェンド左腕カーショー、熟練の技でピンチ脱出 本拠地ラスト登板でメジャー新記録を達成

ジャイアンツ戦で力投するカーショー(ロイター)

<ドジャース-ジャイアンツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

今季限りでの引退を発表したドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が、レギュラーシーズンでの本拠地ラストマウンドに上がった。

先頭ラモスを2ストライクと追い込むも、低めのスライダーを拾われ先頭打者アーチを献上。アダメスはスライダーで空振り三振に仕留めた。

主砲ディバースに四球を与えると、チャプマンの三ゴロをキケ・ヘルナンデス内野手(34)が失策。ピンチを広げたが、フローレスを代名詞のカーブで空振り三振、シュミットを右直に打ち取った。

フローレスから奪った三振で、対ジャイアンツへの奪三振はメジャー新記録の「417」となった。

2回は先頭エンカーナシオンに四球を与えるも、ベイリーをカーブで見逃し三振、ギルバートにも四球を与えたが、ラモスとアダメスを二飛に打ち取った。

2回までに42球を投じ、1安打3四球1失点3奪三振。

この日は新人ダルトン・ラッシング捕手(24)とのコンビ。レジェンド左腕の勇姿に、18年間を過ごした本拠地ドジャースタジアムから、惜しみない拍手が送られた。

スタンドからは家族も見守り、エレン夫人は涙を流していた。

通算222勝96敗、防御率2・54のレジェンド左腕は、前日18日(同19日)に今季限りでの引退を電撃発表。会見では大谷翔平投手(31)やフレディ・フリーマン内野手(36)ら多くのチームメート、エレン夫人や4人の子どもたちの前で「今年1年を通して、エレンと話し合っていた。普通ならオフシーズンに最終的な決断を下すものだが、正直、今年が最後になるだろうなと思っていた。みんなが、チームメートたちがリスペクトしながら、野球の試合をプレーしていたこと。仲間を得られたことは、とても特別なこと。それを誇りに思う。素晴らしかった。ここにいられて、本当にうれしい。それは、これからも変わらない」と、涙ながらに語った。

今季は試合前時点で19試合に登板して10勝2敗、防御率3・53。8月1日(同2日)レイズ戦から、負けなしの6連勝中としている。

レジェンド左腕は今季、左足の手術から復帰。5月17日(同18日)のエンゼルス戦で260日ぶりのマウンドに立つと、6月8日(同9日)のカージナルス戦(ブッシュスタジアム)で294日ぶり、18年連続の白星を挙げた。

7月2日(同3日)のホワイトソックス戦(ドジャースタジアム)では、史上20人目の通算3000奪三振を達成した。

<カーショーの主な記録>

◆通算222勝 現役ではバーランダー(ジャイアンツ)に次いで2位。ドジャースではサットンの233勝に次いで球団2位、左腕では1位。

◆勝率6割9分8厘 近代野球の1900年以降、200勝以上の投手では最高。

◆防御率2・54 飛ぶボールとなった1920年以降の先発投手では最良。球団記録(900回以上)。

◆3039奪三振 球団最多で史上20位。左腕では4位。

◆WHIP1・02 イニング当たりの許走者数は1920年以降で2000回以上の投手で最良。

◆18年目 ドジャースで18年目は3人目の最長タイ。

◆3回 サイ・ヤング賞3回は歴代5位タイ。

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