カーショー「選手のキャリアはすぐに終わってしまうけど、野球は終わらない」/一問一答

ドジャース対ジャイアンツ 5回途中、降板したカーショー(左)にハグされるドジャース大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース6-3ジャイアンツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が、本拠地でレギュラーシーズン最後となる先発を終えた。4回1/3を投げ、4安打2失点6奪三振。5回の先頭打者を三振に打ち取ったところで、交代した。

マウンドを降りると、満員5万3037人の大観衆からスタンディングオベーションで迎えられた。

試合は5回に「1番DH」で出場した大谷翔平投手(31)が52号3ランを放つなど、鮮やかな逆転勝ちでカーショーの本拠地ラスト登板を勝利で飾った。

試合後のカーショーの主な一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-試合を終えて

「特別な夜だった。チームメートがここ数日、僕のためにいろんなことをしてくれたけど、気をそらすようなことはしたくなかった。勝つことが一番大事。内容は苦しかったけど、なんとか投げ抜くことができた。ブルペンが踏ん張ってくれて、ショウ(大谷)のホームラン、ムーキーのホームランも素晴らしかった。ただただ、このチームの一員でいられることを誇りに思う。本当に特別なこと」

-普段通りの準備ができた

「いつも通りにやった。9人の打者を抑えることに集中した。ただ、今日は特別な日。最後かもしれない、とも思った。この球場は僕にとって大切な場所だから。正直、精神的に疲れたけど、最高の気分。勝てて、プレーオフ進出を決めて、最後にマウンドに立てた。本当に感謝している」

-長年、バッテリーでコンビを組んだバーンズら、元チームメートたちも見に来ていた

「すごくうれしかった。本当にいろんな時代の仲間が来てくれた。家族も友人も近所の人も。妻のエレンも登板10試合連続で来てくれている。感謝してもしきれない」

-ドジャースで長くプレーできた意味は

「ここに長くいられたことに感謝している。ドジャースの文化は僕の前からあったし、これからも続いていく。選手のキャリアというのは、すぐに終わってしまうけど、野球は終わらない。小さくても、ドジャースの歴史で、その一員としていられたことを誇りに思う。今までも、たくさん素晴らしいチームメートに恵まれてきたけど、今年のチームも本当に特別だ。あと5~6週間、楽しみにしている」

-本拠地のファンへの思いは

「良い時もあれば、少し距離を置きたくなる時もあった。でもずっと支えてくれた。ファンがいてくれて、とても素晴らしかった。ドジャースタジアムがスーパースペシャルなのは、ファンがその理由として大きい。5万人の観客。もっといい言葉で表現できればいいんだけど、拍手喝采を受けられて光栄だし、感謝している。そして、それが当然だと思うことは、決してない」

-子どもたちと試合前によくキャッチボールをしていた

「上の子2人は覚えてくれると思う。僕自身、8歳や10歳の頃の記憶はある。下の子たちはわからないけど、エレンが写真をたくさん残してくれている。これも、彼らの人生の一部。これからはもっと一緒に過ごしたい」

-ポストシーズンでの戦いについて

「僕は(シーズン中は)シアトルであと1試合投げる。うちのローテーションは今リーグでも一番いい状態と言える。(出場できる)枠は限られていると思うけど、自分にできる投球を続けるだけ。どんな役割でもやる準備がある」

-今日一番、印象に残っているシーンは

「マウンドを降りる瞬間。監督には『失礼をしている訳ではないが、このボールは持って帰る』と伝えたよ。家族を見上げ、ファンの歓声を聞くことができた。マウンドを降りた時は、本当に特別だった」

-試合前に芝生に座って何か見渡しているようだったが

「毎試合やっているよ」 

-中継局のカメラが、感情的になっている様子を捉えていた

「それは、いいカメラだね(笑い)。数分座って呼吸を整えるんだ。確かに、今日は難しかったけど、いい意味で難しかった」

-最後のアウトのボールは

「もちろん持ち帰ります。今までにいくつか大事なボールを残してきた。その1つに加えるよ」

-影響を受けたチームメートは

「素晴らしい仲間ばかりでした。誰かひとりを挙げるのは不公平だと思っている。みんなが、すばらしいチームメートだった。今日のように、ドジャースが勝てるのはみんなのおかげ。勝った負けたとかは、必ずしも覚えているとは限らない。結局、印象に残るのは人との関係であり、一緒に戦ったということ。感謝の手紙を全員に書きたいくらい。おそらく、出来ないけど(笑い)。でも、できるだけ多くの選手に書きたい。本当に素晴らしい仲間たちだから」

【動画】カーショー最後の投球 監督らと抱擁後スタンディングオベーションの中マウンド降りる