米大リーグ機構は23日、ストライクかボールかを自動判定システム「ABS」(通称ロボット審判)を使って判断するチャレンジ制度を、来季から導入すると発表した。公式戦での導入は初。オープン戦からポストシーズンまで全試合で適用される。
従来通り球審が判定を行うが、判定に対して各チームは1試合に2度チャレンジする権利が与えられる。成功すれば回数は減らない。帽子、またはヘルメットをたたいて要求できるのは投手、捕手、打者のみで、首脳陣や球団職員らの情報に基づいて判断することは禁止される。
ストライクゾーンは上限が打者の身長の53・5%、下限が27%。横幅はホームベースと同じ17インチ(約43・2センチ)で、前後はホームの中間点8・5インチ(約21・6センチ)地点の平面で判定される。トラッキングシステム「ホークアイ」で分析した判定は球審に伝えられ、ビジョンでは投球軌道の映像が流れる。
これまでマイナーで試験的に導入され、今年はオープン戦とオールスター戦で試行された。オープン戦では1試合あたり4・1回チャレンジがあり、判定が覆ったのは52・2%。成功率は捕手が56%、打者が50%、投手は41%だった。
▽レッドソックスの吉田正尚「野手が有利になるのか、データを見ながら(考察したい)。使いどころが大事でしょうし、野球がまた変わるんじゃないか。いい方向にいけばいい」