V原動力となったベッツ復活「必要な時に誰かがそばに」一時不振も「最高」な仲間の「結束」支え

ドジャースのムーキー・ベッツ(2025年9月15日撮影)

<ダイヤモンドバックス0-8ドジャース>◇25日(日本時間26日)◇チェースフィールド

ドジャースが4年連続23度目の地区優勝を決めた。王手をかけて臨んだダイヤモンドバックス戦に快勝。大谷翔平投手は「1番DH」で先発出場し4回の第3打席で自己最多タイの54号2ランを放った。打点も101まで伸ばした。山本由伸投手は6回を4安打無失点、7奪三振の好投で12勝目を挙げた。佐々木朗希投手はブルペン待機。登板機会はなかったが歓喜のシャンパンファイトに加わった。

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ラストスパートで打線に勢いをもたらしたのは、大不振からはい上がった2番ベッツだった。地区Vの前日、試合前に取材に応じ、今季のチームをひと言で表現した。

「Unity(結束)」

後半戦で大不振に陥り、一時は打率2割3分1厘まで落ち込んだが、仲間の存在が支えになった。

「ずっと支えてくれた。調子が悪い時もいい時も、みんなそばにいてくれた。このグループは本当に最高なんだ。言葉とか、そういうのではない。みんな大人だし、プロフェッショナルだから。結局、一番大事なのは、必要な時に誰かがそばにいること」

徐々に調子を上げると8月、一気に開き直った。「個人的なシーズンは終わった」。思い切ったメンタルの切り替えから、打ちまくった。「今この瞬間に集中できるようになった。成績を気にせず、ただ目の前のことだけを考えるように。チームを今日勝たせる。明日や昨日のことは考えない。余計なことを考えていたら目の前のプレーに対応できないからね」。がむしゃらなプレーが戻った。

スター選手の宿命でもあるが、不調が続けば、原因を探られる。運動量の多い遊撃手転向や、開幕前の体重減の影響を指摘する声もあった。「調子が良くても悪くても、人は何か言ってくるもの。人間だから、それは自然だよ。でも、多くの場合は善意からで、受け取り方によって否定的に感じるかもしれないが、実際はそうではないことも多い。結局、一番大切なのは、自分を信じ、いいことも悪いことも自分の責任であると理解すること」。

9月は打率3割2分6厘、6本塁打、23打点と完全復活を遂げた。「プレーし続け、毎日練習し、好転を願う。最終的には、そうなる。だから努力するんだ」。周囲に惑わされず、らしさを貫いたことで、4年連続地区Vに欠かせない原動力となった。【斎藤庸裕】

ドジャース4連覇 大谷翔平自己最多タイ54号2ラン 山本由伸6回4安打無失点12勝目/詳細