<カブス12-1カージナルス>◇26日(日本時間27日)◇リグリーフィールド
カブス鈴木誠也外野手(31)が26日(日本時間27日)、本拠地でのカージナルス戦に「5番右翼」でスタメン出場し、自身初の「30本塁打&100打点」を達成した。
7回1死満塁から左翼席へ30号満塁本塁打を放ち、4打点を加え、今季101打点と大台に到達した。日本人選手の達成は、松井秀喜、大谷翔平以来、3人目。過去2戦3発と、30日(同10月1日)から始まるワイルドカードシリーズへ向け、一気に調子を上げてきた。
◇ ◇ ◇
地元ファンの大歓声の中、鈴木の打球は快晴の青空に向かってぐんぐんと伸び、左翼席中段ではずんだ。7回1死から、153キロのシンカーをすくうように捉えた30号満塁弾。一気に101打点まで積み上げ、「30-100」を達成した。試合後、松井、大谷に次ぐ記録に「恐れ多いです」と謙遜しつつも、笑顔は絶えなかった。
期する思いは、胸に秘めていた。4回、常日頃から兄弟のように親しい23歳のクローアームストロングが30号を放ち、「30-30(盗塁)」を達成した。「すごいなと思いながら、何とか近づきたいと思ってましたけど、まさか打てるとは思っていなかったのでびっくりしてます」。前日の2発4打点で大台を視界に入れた鈴木も、その勢いのまま、同時に達成した。
苦しみ抜いた末の記録だった。今季は開幕以来、順調に快音が続き、球宴までの前半戦で25本塁打、77打点。自己新ペースどころか、一時は打点でリーグトップに立つなど、タイトル争いでも注目された。ところが、後半戦に入るとスローダウン。8月6日に27号を放って以来、パタリと止まった。9月中旬には体調不良のため、5試合欠場するなど、復調の兆しが見えないまま、最終コーナーに差しかかっていた。
それでも、前日まで4戦連続安打、3戦連続打点と本来の思い切りのいいスイングを取り戻していた。「打撃はちょっとしたことできっかけをつかむことがある。それがたまたま、ぱっと降りてきた感じ。プレーオフに向けてしっかり状態を上げていければいい」。メジャー4年目で初のポストシーズンを目前に控え、頼りになる大砲に力強さと笑顔が戻ってきた。