大谷翔平が二刀流では初PS、2連勝なら地区シリーズ初戦登板 日本人リレーにも期待

ドジャース大谷翔平(左)、山本由伸(中央)、佐々木朗希

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)9月29日(日本時間30日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が、二刀流では初となるポストシーズン(PS)に臨む。30日(同10月1日)に本拠地でレッズとワイルドカードシリーズ(3回戦制)が開幕。初戦は左腕ブレーク・スネル投手(32)、第2戦が山本由伸投手(27)、3戦目までもつれれば大谷が先発する。2連勝となれば、大谷をフィリーズとの地区シリーズ(NLDS)初戦に回す構想だ。また、佐々木朗希投手(23)もベンチ入りする見込み。日本人リレーにも期待がかかる。

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大谷の二刀流を最大限に生かす。3回戦制のワイルドカードシリーズではまず、最初の2試合に打者として出場する。仮に1勝1敗で3戦目までもつれた場合、投手大谷の出番となる。突破すれば、翌日は移動日で試合がないため、大谷の負担も軽減される。ロバーツ監督は「次の日はオフだし、全てのことを考慮した結果」と語った。

2連勝して登板が先延ばしとなった場合、さらにメリットが見込める。強豪フィリーズとの地区シリーズ初戦に当てることが可能。同監督はその構想について「それも考慮した」と明かした。大谷は今季、9月16日のフィリーズ戦で5回無安打無失点と圧倒。大谷で勝てれば、NLDS突破へ一気に勢いがつけられる。また、初戦と2戦目の間に1日休養日があり、体のリカバリーに充てられるのは大きい。

一方で、5回戦制のNLDSはフ軍の本拠地から始まり、不利な状況でもある。フ軍は今季、ホームゲームで55勝26敗と驚異的な強さを見せており、勝率6割7分9厘はメジャー30球団トップだ。ワイルドカードシリーズが3戦目にもつれた場合、投手大谷をNLDSで起用するには4戦目以降となり、苦しい戦いを強いられることが予想される。2連勝できるか、1勝1敗で3戦目までもつれるか。今シリーズの行方が、連覇を目指すド軍にとって最初のキーポイントとなる。

チームは前日、全体練習を行い、シーズン終盤でリリーフ登板した佐々木も投手練習に加わった。ロバーツ監督は「まだ何も確定していないが、ロースター入りを見込んでいる。大きな試合での彼の投球ぶりは間違いなく信頼できる」と明かした。状況次第では、山本-佐々木、もしくは大谷-佐々木の日本人リレーも実現するかもしれない。二刀流の大谷、先発で絶対的安定感を誇る山本、苦しい救援陣の救世主的な存在の佐々木。日本人3選手が、ワールドシリーズ連覇を目指す戦いに欠かせない存在となりそうだ。