<ナ・リーグ地区シリーズ:フィリーズ3-5ドジャース>◇第1戦◇4日(日本時間5日)◇シチズンズバンクパーク
ドジャース大谷翔平投手(31)が、ポストシーズン(PS)初マウンドで白星を挙げた。
2回に四球と安打でピンチを招くと、ベテランのリアルミュートに100・2マイル(約161キロ)の直球を2点適時三塁打とされた。1死からベーダーの左犠飛で3点目を失った。
その後は立ち直り、5回2死一、二塁では、本塁打王のシュワバーをフルカウントからの79・6マイル(約128キロ)カーブで空振り三振。失点が許されない場面で、大谷は雄たけびを上げた。
打線は6回にキケ・ヘルナンデス内野手(34)の2点適時二塁打で1点差。大谷がその裏を3者凡退で片付けると、7回にテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)が、2死一、二塁から逆転の3ランを放ち、大谷へ勝利投手の権利が舞い込んだ。
大谷は6回を89球、3安打2四死球3失点9奪三振で降板。7回以降は、タイラー・グラスノー投手(32)、アレックス・ベシア投手(29)、佐々木朗希投手(23)のリレーでリードを守り、大谷はPS初登板で初白星となった。
打っては4打数4三振1四球。9回には急ピッチで準備を始めた佐々木のため、打席で時間を稼ぐしぐさも見せた。
【大谷の一問一答】
-前日に少し緊張するかもというコメントがあった。実際に投げてみて
「試合前、いろいろデータを整理してる段階とかでは、試合の中をイメージして緊張感っていうのありましたけど。実際に試合で投げることに関しては集中して、緊張感はありましたけど、それよりも集中して試合に入っていけたかなと思います」
-9回の打席ではバントの構えをした
「ウィル(スミス)のアットバット(打席)ぐらいで朗希が(肩を)作り始めてたので、監督から時間を稼いでほしいっていうオーダーが出ていましたし。そういう意味では、いいファーボールになったのかなとは思うので、良かったのかなとは思いますね」
-ブルペンに行く前、みんなに手を挙げていたが
「試合前はデータ整理をしてる段階では緊張しましたけど、比較的ゲームとゲーム前はいい集中力と楽しんで。ブルペンのセッションも今まで以上にいいセッションでしたし、いい感じで試合に臨めてたかなとは思います。全体的に楽しめたということですね」
-2回に失点して5回にまたピンチ。シュワーバーをカーブで空振り三振に取った場面は
「試合の行方を決定付ける場面だったかなとは思うので。先制点を取られた後に味方が反撃に出る、そこまでしっかりと粘れば、必ず勝つチャンスは来るかなとは思ってたので、(カウント)3-2になった段階で、僕の中にもカーブの選択肢がほとんどでしたし、ウィルから来た要求も一発目はカーブだったので、確実にいけるんじゃないかなと思って自信を持って投げました」
-ストレートの駆け引きは
「(リアルミュートに)打たれたトリプルよりも、やっぱりその前のマーシュ選手の、ツーストライクに追い込んだ後のセンター前が一番いらなかったかなっていうか、もう少し工夫できたのかなっていうところはあるので。あとはスプリットを2巡目以降取っておきたいなと思う中で、その前にちょっと失点してしまったという形だったのかなと思ってます」
-打席では満足できなかったと思うが、要因は
「もちろん対戦するピッチャーの質も高いですし、素晴らしいピッチャーが5打席ともマウンドにはいたので。なかなか打てる機会っていうのがなかったですけど。それでもムーキーとテオが後ろにいる中で、まずは左ピッチャーをあの場面で出してもらえるっていうのが、この打線を組んでる意味だと思うので、そういう段階で1つ、まずは(左投手を)使ってもらえたっていうのが、僕の中では1番にいる意味だとは思うので、なおかつヒットが打てれば、それはベストだったのかなとは思ってます」
-二刀流を続ける理由は
「できると思っているからだとは思いますけど、それが自分の色であり、自分の強みだと思ってるので。どちらでもチームにとってプラスになるのであれば、それは自分にしかできない役割だと思うので。それをこなしていくのが今の仕事だと思ってます」
-テオスカーが逆転3ランを打った時の気持ちは
「いやもう素晴らしい瞬間ですね。これこそポストシーズンの醍醐味(だいごみ)っていう、そういう瞬間だったんじゃないかなと思います」