<ナ・リーグ地区シリーズ:フィリーズ3-4ドジャース>◇第2戦◇6日(日本時間7日)◇シチズンズバンクパーク
第2戦で1点差に迫られ、なおも9回無死二塁の場面。ドジャースにとっては二塁走者が本塁にかえれば同点にされる窮地だった。
フィリーズの左打者ストットは試みたバントに対し、三塁手のマックス・マンシー内野手(35)が勢いよく前進して捕球。送球先の三塁ベースカバーに遊撃手のムーキー・ベッツ内野手(33)が入った。二塁走者をタッチアウト。「ホイール・プレー」と呼ばれる守備シフトで勝利をたぐり寄せた。
試合後、守備の名手でベテランのミゲル・ロハス内野手(36)は、球団公式サイトでベッツについてコメント。「彼はショートとして完全体に近づいている。試合状況を理解し、二塁走者の動きも読んでいた。あの場面であのプレーを指示したのは本当に見事。正しいタイミングで正しいプレーを選んだ。実行も完璧。信じられないよ。僕もメジャーで12年プレーしてきたけど、彼は日々進化し続けている」と語った。
ベッツは7日(同8日)の会見であらためてこの判断を問われると「特にこういうプレーに関しては、今まで経験したことがありません。あれは本当に基本的なプレーだと思います。やり方は2つか3つしかなくて、その1つがこれです。(NBA)レイカーズがNBAチャンピオンシップを2-3ゾーンディフェンスで勝ち取ったようなものでしょう。大事な場面でそれを実行しただけで、うまくできたんです。タイミングさえ完璧だったと思います」と語った。
ロハスは第2戦の6回2死一、二塁でボームの三ゴロを捕球。自ら三塁ベースへ飛び込むように触塁し、気迫のプレーで危機を救った。その際に足を引きずりながらベンチに下がり、途中交代。デーブ・ロバーツ監督(53)は7日、「ハムストリングを少し痛めている。明日の試合で必要なプレーはできると思います。でも私が思うに、彼は大丈夫だよ」と話した。