ドジャース先勝 大谷翔平1四球2敬遠で3出塁 決勝弾フリーマン「いい流れで明日ヨシノブに」

<ナ・リーグ優勝決定シリーズ:ブルワーズ1-2ドジャース>◇第1戦◇13日(日本時間14日)◇アメリカンファミリーフィールド

【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)13日(日本時間14日)=斎藤庸裕、四竈衛】ドジャースが“無言のプレッシャー”で先勝した。今季メジャー最高勝率を誇るブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦、「1番DH」で出場した大谷翔平投手(31)は2打数無安打だったが、1四球2敬遠で3度出塁。9回、この日2度目の申告敬遠が結果的に貴重な追加点につながった。先発ブレーク・スネル投手(32)が8回無失点10奪三振と力投し、フレディ・フリーマン内野手(36)が決勝ソロ本塁打。1点差で競り勝ち、第2戦先発の山本由伸投手(27)につなげた。

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ポストシーズン(PS)が進むにつれ、しぶといドジャース野球が目に見えて形になってきた。スコア上では2-1の辛勝。それでもロバーツ監督は「試合は最後まで接戦だったが、攻撃面では非常に良かった。打席でのアプローチが全体的に良く、インプレーに打球を飛ばし、三振も少なかった」とうなずいた。全40打席で三振は4つ。粘り強い攻撃が、ジワジワとブ軍の投手陣を追い詰めた。

地区シリーズで“左腕攻撃”を続けられ、18打数1安打と沈黙していた大谷は1回の第1打席、またしても左腕との対戦となったが、ボール球を見極めて四球で出塁した。5回1死二塁、右腕プリースターとの対戦では申告敬遠で勝負を避けられ、さらに右腕ウリベとの対戦となった9回1死二、三塁の場面も申告敬遠で満塁策をとられた。すると、これが続くベッツの押し出し四球につながった。2打数無安打に終わったが、ロバーツ監督は「ショウヘイは今日、とてもいい打席だった」と評価した。

ゲームチェンジャーの大谷を打たせない。徹底策を講じたブ軍のマーフィー監督は2敬遠について「さほど難しい判断ではなかった。ショウヘイは不振であろうとなかろうとデンジャラス(危険)。我々としては点を与えたくなかった」。PSでの打率は低くとも、2年連続50本塁打の脅威に相手バッテリーは警戒する。それが“無言のプレッシャー”を与えた。大谷敬遠で満塁策からベッツの押し出し四球で得点したのは、フィリーズとの地区シリーズ第4戦に続いて2試合連続。打席での存在感だけでも、チームに貢献した。

ワールドシリーズ(WS)を制覇した昨年のように、粘り強さも際立った。この日、2ストライクと追い込まれてから4球しかファウルで粘れなかったブ軍打線に対し、ド軍は14球ファウルで球数を投げさせた。ボール球を見極め、フルカウントから決勝ソロを放った4番フリーマンは試合後に言った。「9回の追加点も、敵地で初戦をとれたのも本当に大きい。いい流れで明日、ヨシノブにつなげられる」。連覇への挑戦権を得るWSまであと3勝。チーム一丸でまた1歩、近づいた。

▼ドジャースがリーグ優勝決定シリーズで先勝。ポストシーズンの7回戦制シリーズで、第1戦に勝利したチームは過去194回中126回を制しており、突破確率は64・9%。現在採用されている2試合-3試合-2試合ずつで移動するシリーズに限ると、第1戦を敵地で勝利したチームは71回中40回で勝ち抜いており、突破確率は56・3%。

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