<ワールドシリーズ:ドジャース2-6ブルージェイズ>◇第4戦◇28日(日本時間29日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(31)が打線の援護に恵まれず、ワールドシリーズ(WS)初登板で黒星を喫した。
前日の第3戦は、6時間39分の延長18回をフル出場。全9打席で出塁し、右足がけいれんするアクシデントもあったが、予定通り第4戦の先発マウンドに上がった。
2回まで1安打1四球で無失点に封じると、キケ・ヘルナンデス内野手(34)の犠飛で先制。だが、その裏に1死一塁から、主砲ゲレロに投じた85・1マイル(約137キロ)のスイーパーが高めに入り、左翼席への逆転2ランを浴びた。
その後は立ち直り、4回無死から4者連続三振。6回まで90球、4安打1四球2失点5奪三振の内容で、7回のマウンドにも上がった。
大谷は先頭バーショに右安を許すと、続くクレメントにフェンス直撃の二塁打を浴び、無死二、三塁として降板。救援したアンソニー・バンダ投手(32)が適時打と内野ゴロの間に2失点を喫し、大谷は6回0/3を93球、6安打1四球4失点6奪三振となった。
ポストシーズン(PS)3登板を通しても初黒星となり、打っても第4打席まで四球、空振り三振、見逃し三振、二ゴロに倒れた。
【大谷の一問一答】
-何時間くらい寝られたか
「(午前)2時くらいにベッドには行きました。それなりに睡眠は取れましたし、昨日は長い試合でしたけど、なるべく寝られるようには努めました」
-体調は
「そうですね、体調というか、それなりの体調でマウンドに上がることはできたので」
-10月に打線がなかなか打てない理由は
「ポストシーズンはもちろん、対戦するピッチャーも素晴らしいピッチャーばかりですし。そのチームの中でも、良い投手たちがもちろん投げては来るので。なかなか数字上は差が出やすいというか、そういうところはあるのかなと思いますけど。その中で、みんながチームの方針としてやるべきことをしっかりできれば、最低限のヒットの中で得点できるんじゃないかなと思っています」
-前日は4敬遠。PSでは投手の攻め方が違うが
「それはポストシーズンに限らず、ランナーがいる場面、いない場面。ランナーがどこにいるかによっても、多少変わってくると思いますけど。基本的にはストライクを振る、ボールを見逃すっていう。シンプルにそれさえできれば、どんな球がきてもストライクを打つことはできるので。どんな試合でも、やることは基本的には変わらないかなと思ってます」
-今日は特に長いイニングを投げたかったか
「それはもちろんそうですね。レギュラーシーズンもそうですし、昨日みたいに、なかなかあれぐらい長い試合っていうのはないと思いますけど。スターティングピッチャーとしては、最低でも6回、今日はもちろん7回まで投げ切れれば一番よかったですけど。そこができなかったのが悔やまれるところかなと思います」
-今回のシチュエーションはキツい経験だったか
「経験という意味では素晴らしい経験ができたかなとは思っています。もちろん、今日勝てなかったことに対しても、次回(登板が)どこになるかわからないですけど。反省が必要かなとは思いますし、ウィル(スミス)もね、昨日18回もキャッチャーとして最後まで出ているのも素晴らしいですし。全員が素晴らしいゲームを昨日やって、今日は負けてしまいましたけど、良いことも悪いことも切り替えて、明日の1試合にまずは集中したいなと思っています」
-ゲレロに本塁打を打たれた1球は
「やっぱりスポット(投げた位置)が良くなかったっていう、明らかな失投ではあるので。悔やまれる1球だったなっていうのは、結果論からするとその通りかなと思います」
-ブ軍先発ビーバーのピッチングは
「素晴らしかったですね。もちろんポストシーズン(PS)の中で、投げてるスポットも良かったですし。ストライクゾーンの周りのピッチングっていうのが、素晴らしかったんじゃないかなと思います」
-疲労感について。今後は投手として準備するか
「昨日はしっかりケアして、それなりに試合の後に時間を取って、ちゃんとケアをして入れたので。なかなかあれだけすごい試合をやった後に先発というのは、(めったに)あることではないですけど。その中でも今日、良い状態で試合に臨めたのも、昨日いろいろサポートしてくれた人たちのおかげかなと思ってます。投げる可能性としては、どこくらいまでもつれるかによると思いますけど。もちろん全試合に、必要であれば準備したいですし、昨日みたいな延長戦に入ってなかなか決まらない試合もあると重いので、いつでも行けるように準備はしたいなと思ってます」
-直球を引っかけるシーンが目立った。疲労感も含めて体の動きは
「昨日の試合がどうのこうのっていうのは、特に言うつもりはないですけど。単純に自分の技術的な動きがブルペンの時から良くなかったので、もちろんそういう試合の時にどうするかっていう話なので。その中でも6回までは、ある程度いい、粘れる状態では投げて来られたので。7回の2人(バーショ、クレメント)が、やっぱり一番悔やまれるところかなと思ってます」
-昨日は右足がけいれんしたと。今日は気温も高かったが、対策などは
「脱水症状気味ではあったので。睡眠時間も短い中で、またつるんじゃないかという不安もありましたけど、幸いにも最後までそういうことはなかったので。良かったんじゃないかなと思います」
-第4戦の先発が決まり、WSでは先発が1度だけとなった。WS優勝の瞬間にマウンドに立っているイメージは
「それは基本的にはクローザーの仕事ではあるので。今は朗希が務めてますし、そこまでまずみんながつないでいけるのが、ベストなシナリオじゃないかなと思うので。特に第何戦に投げるとかっていうことではなく、自分が与えられた試合の先発の中で、自分がしっかりと仕事をできれば、最後は誰がマウンドに立っていても関係ないのかなとは思ってます」