<ワールドシリーズ:ブルージェイズ1-3ドジャース>◇第6戦◇31日(日本時間11月1日)◇ロジャーズセンター
16年の正式就任後、10年連続でポストシーズンに進出してきたドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)の決断が、負ければ終わりの一戦で的中した。打線をテコ入れ。第5戦に続き「2番スミス」、さらに不振続きだったベッツを今季初めて4番へ動かし、36歳のベテラン、ロハスを「9番二塁」で起用した。
その結果、3回に大谷が申告敬遠で歩かされた後、2死一、二塁からスミスが先制打。さらに2死満塁でベッツが2点適時打を放ち、試合の流れを引き寄せた。ロハスは無安打に終わったものの、二塁守備で好守を披露。9回1死二、三塁のピンチでは、ハーフ飛球を捕球した左翼キケ・ヘルナンデスからの低い送球を難しい体勢で捕球し、併殺を完成させて試合を終わらせた。試合後のロバーツ監督は「ミギー(ロハス)は二塁で大きなプレーをしてくれた。今夜はあのようなエネルギーを望んでいたし、それを注入してくれた」と、脇役で光ったベテランを称賛した。
継投機もピタリとはまった。6回まで力投していた山本から、7回は左腕ロブレスキにスイッチ。「山本はとても良かった。交代するのは決していいことではない。だが、ロブレスキは自信を持っているし、彼を信頼している。あの打順では適任だと感じた」。
8回からは佐々木を投入。続投した9回に無死二、三塁を招くと、第3戦で先発したグラスノーまでマウンドへ送った。「朗希が鋭さを欠いていると感じた。空振りを奪える投手が必要で、グラスノーがその人間だった」。一飛の後、奇跡的とも言える併殺で逃げ切った。悲願の連覇へ。泣いても笑っても、あと1試合だ。