<ワールドシリーズ:ブルージェイズ4-5ドジャース>◇第7戦◇1日(日本時間2日)◇ロジャーズセンター
ドジャース山本由伸投手(27)が、執念の連投でリリーフ登板し、2回2/3を無失点の好救援でチームを勝利に導いた。01年ダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソン以来となるWS3勝目を挙げ、MVPに輝いた。
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山本が、球団史上初の2年連続ワールドシリーズ制覇を振り返った。
第6戦で先発して2勝目を挙げた右腕は、この第7戦で中0日ながらブルペン入り。9回途中から救援登板し、2回2/3を無失点に抑えて胴上げ投手となった。まさにエースの責任感と集中力が凝縮された今年最後を締めくくる登板だった。「肩や肘がというより、本当に体がドッとというか。やりきったなっていう。そんな感じです」。極限状態の中で投げ抜いた姿は、世界中の野球ファンをうならせた。
▼ドジャース山本がワールドシリーズMVP。日本人では09年松井秀喜(ヤンキース)以来2人目。投手では19年ストラスバーグ(ナショナルズ)以来6年ぶり30人目。
▼山本は今ワールドシリーズで3勝目。同一年に3勝は01年ランディ・ジョンソン以来24年ぶり14人目の最多タイ記録。敵地で3勝は史上初。第6、7戦に2連勝した投手は前記ジョンソン以来4人目だが、敵地では初めて。
▼山本は第6戦で6回を投げ、第7戦は2回2/3を投げた。6回以上を投げてから連投した投手はポストシーズンで9人目で、2回2/3は9人中最多イニングとなる。
◆山本由伸(やまもと・よしのぶ)1998年(平10)8月17日、岡山県生まれ。都城では甲子園出場なし。16年ドラフト4位でオリックス入団。ノーヒットノーラン2度。21~23年に史上初めて3年連続4冠(勝利、勝率、奪三振、防御率)を達成し、3年連続沢村賞と最優秀選手。21年東京五輪、23年WBC優勝。23年オフにポスティングシステムでドジャースに移籍し、12年総額3億2500万ドル(約488億円)の大型契約を結んだ。178センチ、80キロ。右投げ右打ち。