大谷翔平、受賞ラッシュ開幕! まずは3年連続シルバースラッガー賞 MVPも有力

雄たけびを上げる大谷翔平(2025年10月27日撮影)

受賞ラッシュの始まりだ。米大リーグ機構は6日(日本時間7日)、打撃のベストナインに相当する「シルバースラッガー賞」を発表。ドジャース大谷翔平投手(31)が、ナ・リーグの指名打者(DH)部門で選ばれた。

選出はエンゼルス時代の21、23、24年に次いで3年連続4度目。日本人では並んでいたイチロー(マリナーズ)を超える単独トップとなった。MVP、ハンク・アーロン賞なども有力で、今オフも受賞ラッシュとなりそうだ。

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大谷がまず1冠目をゲットした。ポジション別に最も優れた打者を選ぶシルバースラッガー賞。右肘が癒えた今季は投打二刀流が復活し、14試合に先発するなど投球の負担も抱えた。それでも自己最多の55本塁打を放ち、打率2割8分2厘、102打点をマーク。メジャーで最強打者の指標として最も使われるOPS(出塁率+長打率)1・014は、本塁打と打点の2冠王シュワバー(フィリーズ)の・928に大差をつけてリーグトップだった。

強打者でありながら、得点も30球団で断トツの146を記録した。ナ・リーグでは2位ソト(メッツ)に26点差。「50本塁打&50盗塁」をマークした昨年の自己最多134を12点も更新し、ロサンゼルス移転後の球団記録も塗り替えた。140得点以上は、00年以降で全球団で5人目というレア記録だ。4度目の受賞は日本人最多を更新し、DHでは、ともに殿堂入りの強打者エドガー・マルティネス、ポール・モリターと並ぶ歴代2位タイとなった。最多オルティスの7度も視野に入りそうだ。

このオフは、今後もタイトルを積み重ねることが濃厚だ。13日(同14日)は、史上2人目の通算4度目となるMVPに、リーグ最優秀打者を選ぶ「ハンク・アーロン賞」の史上初となる3年連続受賞が有力だ。最優秀DHの「エドガー・マルティネス賞」の発表も同日。5年連続5度目の受賞となれば、賞が命名された本人の受賞回数と並ぶ。最高の選手でチームを構成する「オールMLBチーム」入りも確実視されている。

今季は、球団史上初のワールドシリーズ連覇を果たした。チームとして最高の結果を残した上で、個人タイトルも連続制覇。健康でいる限り「ドジャース王朝」に君臨する「大谷時代」は続きそうだ。【斎藤直樹】

◆シルバースラッガー賞 「ルイビル・スラッガー」のブランド名で知られるバットメーカーの米最大手ヒラリッチ&ブラズリーがスポンサーとなり、1980年にスタート。各球団の監督、コーチの投票で決まる。21年までDH制を採用していなかったナ・リーグは、投手の同賞も選出していた。歴代最多受賞はバリー・ボンズ(ジャイアンツなど)の12回で、次点はマイク・ピアザ(ドジャースなど)の10回。受賞者には銀色のバットが贈られる。

○…ドジャースは、チームとして2年連続のシルバースラッガー賞受賞となった。825得点、244本塁打、OPS・768、580四球、2415塁打などが、リーグトップだった。昨季は個人でユーティリティー部門のベッツと外野手部門のT・ヘルナンデスも受賞していたが、今季は大谷だけだった。